駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

#読書

朝が来るまでそばにいる 彩瀬まる

デビュー作の中でにじみ出ていた、彩瀬さんの「不穏さ」に惹かれて、ずっと読み続けています。 「桜の下で待っている」などはその不穏さが薄れてて物足りなさを感じたのだけど、 今回はそれをどーんと前面に出してきましたよ…。 そしたら、何たるホラー(>…

ジゼル 秋吉理香子

読みやすそうな本からボチボチと…。 ということで、秋吉さん。湊さんばりの読みやすい作家さんだと思ってます。 案の定、さくさく行けちゃいましたよ。 <内容紹介> 東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主…

さらさら流る 柚木麻子

面白く読みました。 リベンジポルノがテーマなので、楽しんで読む本ではなかったですが、 柚木さんの巧さを堪能できて、するする読めました。 <内容紹介> あの人の中には、淀んだ流れがあった――。 28歳の井出菫は、かつて恋人に撮影を許した裸の写真が、ネ…

AX 伊坂幸太郎

さてこの頃では、本からすっかり離れて、予約しても読まずに返すことが多くなり、 さらには予約すらもほとんどしなくなってしまったこの体たらく! しかし、ラッキーなことに、知人から「AX」を借りられることになり、 ほくほくと久しぶりの伊坂ワールドを堪…

探偵さえいなければ 東川篤哉

最近あまり本を読めてないのですが、さすが東川さん、そんな私でもさくっと二日で読めてしまいました。 久しぶりの烏賊川市シリーズだー!と飛びつきました(^^)/ 相変わらずのゆるい展開、ゆるい登場人物たち、トンデモない事態、なのにどこか本格ミステリで…

『あきない世傳 金と銀2 早瀬篇』 髙田郁

「みをつくし料理帖シリーズ」が大好きで、とてもとても高評価してる私です。 だから、ついついこのシリーズにも期待しちゃうんですが、うーん、やはり「みをつくし」は超えないなぁ…。 比べる対象がなければ、そこそこ面白いシリーズと思って読めたでしょう…

『アカガミ』 窪美澄

窪作品は、「生と性」というテーマで基本描かれているのですが、 結構幅広くいろんな手法でそれを見せてくれます。今回はなんとSF風に描かれています。 <内容紹介>(amazonサイトより) 若者の多くは恋愛も結婚もせず、子どもを持とうともしなかった。 …

『俗・偽恋愛小説家』 森晶麿

「偽恋愛小説家」に続く第二弾です。童話解釈を交えたミステリで、前作を面白く読みました。さて、今回は? 中学生の時に、童話にハマりました。 幼児向けで読んでた単純なお話が、分厚い童話集で読むと、 結構残酷だったり、不可思議だったりな要素が増えて…

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』 湊かなえ

面白かったです。さすが湊さん、するする読めてしまう。 けど、直木賞候補というのはどうだろう、と思ってしまいました。 他にもっと力作があるのに…。ちょっと書き込みが薄くて、奥深さが足りない気がしました。 でも辻村さんの「鍵のない~」の時もこんな…

『ラストナイト』 薬丸岳

ちょっとご無沙汰だった薬丸さん。評判よさそうなので借りてみました。 するする読みやすいのは、相変わらず。 たびたび繰り返される同じ場面を少々くどく感じつつも、真相が気になって、読み進めていきました。 一章の終わりから、ハッピーエンドにはならな…

『スティグマータ』 近藤史恵

面白かったです。 「サクリファイス」に始まるロードレースもののシリーズで、今回は5冊目になります。 読みながら、なんなんだ、このシリーズの抜群の安定感は、と密かに感心しておりました。 近藤さんの文章って、すーっと入ってくるんですよね。 ロード…

『ギケイキ 千年の流転』 町田康

やー、面白かった! 町田さんは名前しか知らなくて、多分私の好みの作風ではないだろうと(←失礼(^_^;))、 これまで読むこともなかったのですが、タイトル見て飛びつきました。 「ギケイキ」→「義経記」ですからね。 どういう設定かよくわからないんですが…

『下町ロケット2 ガウディ計画』 池井戸潤

これはですね、先に新聞で読んでたんですよ。 本は新聞連載の時よりかなり書き足されているようなので、同じものとは言えないのですが、 再読に近い感じで読みました。 新聞連載を読み終えた後は結構感動したんですが、今回は良くも悪くも落ち着いて読んじゃ…

『どこかでベートーヴェン』 中山七里

ううーん、好きなシリーズなんですが、今回のはちょっと不満かな。 相変わらず文章は読みやすくて、するする読めたんですが、別の意味で読みにくかったです。 冒頭は前作「いつまでもショパン」の続きになってますが、本編は岬洋介の学生時代のお話。 岬先生…

『やがて海へと届く』 彩瀬まる

はあー、やっぱり彩瀬さんはすごい。 読みながら、その言葉の針に何度もちくちくと胸を刺されました。 彩瀬さんの文章は、自分のあまり目を向けたくない部分を差し出されるような感じがします。 そして彼女の文章を読み進めることは、 ふさぎかけてる自分の…

『ホテルジューシー』 坂木司

こちらは先日読んだ「シンデレラ・ティース」と対になった本です。 「シンデレラ・ティース」で少し出ていた、姉御肌っぽい女の子が主人公で、 「シンデレラ・ティース」とは物語的にも少し雰囲気を変えたお話でした。 沖縄が舞台なんですが、私自身、少し前…

『シンデレラ・ティース』 坂木司

実は私、坂木さんの作品って「和菓子のアン」シリーズしか読んでないんですよね。 そんな話をしたら、知人が文庫本を貸してくれました。 リンクしているという二冊です。今回はそのうちの一冊。 まず、表紙にやられました! あれは反則です。ハムスター愛好…

『幹事のアッコちゃん』 柚木麻子

またまた柚木さんの本です。 実は二作目がイマイチだったので、もう追いかけるの辞めようかなと思ってたんですが、 今作はとうとう全編アッコさんが出てくるお話だと知って、読むことにしました! 読んでよかったです。 今までのとは少し趣を変えていて、そ…

『義経の周囲』 大佛次郎

はは、難読作家名としてしか知らなかった大佛(おさらぎ)次郎さんの本を読むことになろうとは、 自分でも思わなかったなぁ。源平熱恐るべし。 こんなマニアックな本を紹介して、誰が記事を読むのかと思ったけど、 まあ自分の備忘録のために書き残します(^^…

『奥様はクレイジーフルーツ』 柚木麻子

以前、柚木さんの「その手をにぎりたい」を読んだときに、ちょっと官能っぽい雰囲気があって、 「おお、柚木さんこれから大人の恋愛ものとか描かれていくようになるのかな?」と思ったので、 今回読み始めて、「柚木さん、大人向けバージョン来たか!?」と…

『エムブリヲ奇譚』 山白朝子

私は、「ホラーとグロイのは苦手」とずっと言ってきたのですが、これ読んで初めて気づきました。 「グロイのは苦手だけど、ホラーは場合によってはダメじゃないかも?」と。 怖いのはホント嫌なんです、おどろおどろしくて読みながら背後を気にしてしまうや…

『また、同じ夢を見ていた』 住野よる

前作「君の膵臓をたべたい」が意外と面白かったので(失礼…(^_^;))、今作も気になって借りてみました。 前作は、ラノベ感満載で中高生向けだなーと、対象年齢外な違和感を少々感じながらの読書だったんですが、 今作の主人公はさらに下がって小学生。 本の…

『忍びの国』 和田竜

以前から読もう読もうと思いながら先延ばしにしてましたら、大野君主演で映画化の話が! 借りれなくなったら困ると思い、慌てて図書館に借りに行きました(^^ゞ 面白かったです!もっと早く読んどきゃよかった(>_<) 「とっぴんぱらりの風太郎」を読んだ時にも…

『サブマリン』 伊坂幸太郎

「チルドレン」の続編。「チルドレン」の再読を終えて、こちらの新作を読みました。 「サブマリン」というタイトル。 海面下で色々あるけれど、表面にはなかなか現れないもの、ということでしょうか。 表面に表れない、犯罪未満の危険だったり、匿名のネット…

『アンと青春』 坂木司

「和菓子のアン」の続編。 前作が大好きだったので、アンちゃんにまた再会できてうれしかったです。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろう―美人で頼りがいのある椿…

『帝国の女』 宮木あや子

「婚外恋愛に似たもの」が面白かったので、姉妹作ということで借りてきたこの本。 お仕事ものはやはり面白いですな。 テレビ局の裏側を覗く今作、ドラマとか大好きな私にとって、なかなか興味深い世界でした。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 大…

『あきない世傳 金と銀 源流篇』 髙田郁

髙田郁さんですよー。やっぱよかったぁ。 心地よい丁寧な文章は相変わらず。読んでてしみじみして、ジーンときちゃうんですよね。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父か…

『リバース』 湊かなえ

面白かったです! 何冊か読んできて、段々湊作品の読み方が分かってきたような…? 湊作品って、謎解き部分に引っ張られてついつい読んじゃうけど、 それに絡められる人物描写こそが醍醐味なのかなーと。 イヤミスの女王とか言われるけど、人の暗部を描いてひ…

『チルドレン』 伊坂幸太郎

この本は昔読んだことあったのですが、すっかり忘れてしまっていたので、再読。 近いうちに「サブマリン」を読む予定です。 うわー、やっぱり面白い。 昔読んだ時も面白いと思ったけど、なんだろこの近年にない、すっきりした面白さ。 昔の作品は昔の良さ、…

『ミステリー・アリーナ』 深水黎一郎

初・深水さん。 おお、これはすごい。ミステリーファンにはたまらないのでは? というか、ミステリーファンこそ楽しめる作品になってると思えました。 ミステリ慣れしてない人は置いてけぼりを食らっちゃうかも? <内容紹介>(「BOOK」データベースより) …