駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

名作に挑戦

『十蘭レトリカ』を読みました。

「十蘭レトリカ」 久生十蘭 (河出文庫) 初・十蘭。 さすが文章の上手さで知られた人である、と納得の読み応え。 それにしても、作風の幅広さには驚かされました。 ほぼ知識なしの状態で読んだんですが、飄々としたのから、コミカルなものから、歴史ものな…

夏目漱石の『坊っちゃん』を読みました。

それも児童書で(笑) 挿絵付きふりがな付きの偕成社文庫で読みました。 子供向けの語彙説明はとても役立ちました(笑) 夏目漱石、「こころ」は大好きなんですけど、それ以外がなかなか合わなくて、 なかなか自分の期待するような漱石読者になりきれません…

『中島敦(ちくま日本文学12)』 中島敦

うわー、面白かった!!…いや、ホントびっくり。 高校時代、教科書に載ってた「山月記」が漢文の読み下し文みたいで、 「作者ってほんとに日本人なの?」ととっつきにくかったイメージがあり、 中島敦は今まで手を付けてきませんでした。 あーん、なんかもっ…

夏目漱石にじわじわハマる…?(駄)

本がなかなか読み終わらないので、ちょっと雑談っぽいものを(笑) 夏目漱石の作品は、多分、「夢十夜」と「こころ」しか読んでません…(^_^;) だけど最近、漱石先生への愛が募りつつあります(笑) きっかけは、ちょっと前に新聞で「こころ」が再掲載された…

『黒猫・アッシャー家の崩壊』を読みました。

『黒猫・アッシャー家の崩壊─ポー短編集<1>ゴシック編』 エドガー・アラン ポー・著 巽孝之・訳 新潮社 私にとって、二冊目のポー作品です。 以前読んだ時に結構好みな感じで、また他のも読んでみたいなーと思っていたところ、 森晶麿さんの『黒猫の薔薇…

クラークの『幼年期の終わり』を読みました~。

『幼年期の終わり』 アーサー・C・クラーク 池田真紀子・訳 光文社古典新訳文庫 ようやく読むことができました。色々感慨深いです…。 様々な人が名著に挙げられてて、目にするたびに興味を惹かれ、ずっと読んでみたかったんですが、 なにせ「SF」というの…

ゴーゴリの『鼻/外套/査察官』を読みました。

『鼻/外套/査察官』 ニコライ・ワシーリエヴィチ・ゴーゴリ 浦雅春・訳 光文社古典新訳文庫 ゴーゴリについて何も知らずに、「聞いたことあるから」というだけで選びました。 本当に古典知識が全くありません(^^ゞ 「おお、またもロシア文学」とそこで初めて…

コクトーの『恐るべき子供たち』を読みました。

『恐るべき子供たち』 ジャン・コクトー 中条省平・中条志穂 訳 光文社古典新訳文庫 光文社の古典新訳シリーズは定期的に読んでいきたいなと思っています。 今回はずっと気になっていたタイトルのこの本を読んでみました。 今回も立派に病んでましたよ~。あ…

ポーの短編集を読みました(^^)

『黒猫/モルグ街の殺人』 エドガー・アラン・ポー 小川高義・訳 光文社古典新訳文庫 前に森晶麿さんの「黒猫の遊歩あるいは美術講義」を読んで興味がわいた、ポー。 ポーは全くの未読で、「モルグ街の殺人」が推理小説の元祖、ということしか知らなかったの…

『嵐が丘』(下)を読みました。

『嵐が丘』(下) E・ブロンテ 小野寺健・訳 光文社古典新訳文庫 名作古典と呼ばれるものは、「よいお話」なんだろうとずっと思っていたんですが、 実際読んでみるとびっくりなお話が多いんですよね。 「これが名作なのか!?多くの人に読み継がれてきたの…

『嵐が丘』(上)を読みました。

昔、何度かトライして挫折した「嵐が丘」。 翻訳物が苦手な私のつよーい味方、「光文社古典新訳文庫シリーズ」で刊行されてるのを見て、 はりきって借りてきました~。 “文学少女”シリーズでも題材になってて、なんだかすごそうな話だと気になってたんです。…

『銀河鉄道の夜』を読みました。

「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治絵童話集13 イラスト・東逸子 くもん出版 有名な「銀河鉄道の夜」、昔読んだきりだったので、この度再読。 (例のごとく“文学少女”の予習です~) 宮沢賢治は難解です…。今回読んでも、全てを理解するのは難しいなーと思いました…

『初恋』 トゥルゲーネフ/沼野恭子・訳

ロシアづいてる今日この頃(笑) 先日見たタカラヅカもロシアが舞台(というよりソビエト時代だけど)だったし。 図書館でなんとなく手にして、読みやすさからついつい借りてしまいました。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 16歳の少年ウラジーミ…

「カラマーゾフの兄弟」の5巻を読み終えました~。

ようやく読み終えました。 長かった、本当に長かった。半年以上かかっちゃいましたよ…。 だけど、訳者亀井さんの解説を読むと、再び頭から読み直したくなってしまうという、恐ろしい奥深さ! 難解であるのは、人物が多声的(ポリフォニー)に描かれているか…

「カラマーゾフの兄弟」4を読み終えました。

4巻、図書館で手渡されたときに(予約本だったので)、 約700Pの分厚さを見て、思わず受け取り拒否しそうでしたよ…。 ここまで何とか読み進めてきたのに、とどめを刺す気か!?と思ってしまった…(苦笑) でも、なんとか読みましたよ~。 そして「カラマ…

「カラマーゾフの兄弟」3巻を読み終えました。

まだ諦めずに読んでたんだ~って感じですね。 いや、頑張りますよ、最後まで。 3巻を一旦借りてきたものの、予約本が多くて読まずに返却。 後日改めて借り直しました。 そして、今回初めて延長なしで読み終えました! 難解なイワンが登場しなかったから、読…

太宰治の「人間失格」読みました。

文学作品にはあまり馴染みのない私ですので、 何も語れませんが、思いつくまま書き綴ります…。 太宰作品は、高校時代、読書感想文の課題図書で「一番薄い本」だった『斜陽』を読んだのが唯一です。 太宰の文章は、以前私にはあまり魅力的に映らなかったので…

カラマーゾフの兄弟、2巻を読み終えました。

いや~、今回も手こずりました…。 一巻同様、イワンの語りになると進まなくなる、私…。 小難しいこというキャラって好きなんですけど(マンガとかでは)。 イワンのことだって好きなんですけど、 でも彼の言ってることを理解できません(涙) 終盤のゾシマ長…

カラマーゾフの兄弟1巻を読み終えました。

いやー、半分まで行くのが大変でした。 図書館で借りてるんですが、結局二回も延長しました…。 (間に他の本読んだりしてね…) 登場人物は多いし、イワンの教会と国家の理論が理解できないし、 大丈夫だろうか、読み終えられるだろうか、と思ったのですが、 …