駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

博多座、観劇してきました!

行ってきました、博多座の「エリザベート」。 公演が始まる前にチケットを一枚買っていたのですが、それを見に行ったらどうしてももう一度見たくなり、チケットを追加して、もう一回見てきました!! チケット代が安くないので、二度目の観劇はかなり悩んで…

『ホテルジューシー』 坂木司

こちらは先日読んだ「シンデレラ・ティース」と対になった本です。 「シンデレラ・ティース」で少し出ていた、姉御肌っぽい女の子が主人公で、 「シンデレラ・ティース」とは物語的にも少し雰囲気を変えたお話でした。 沖縄が舞台なんですが、私自身、少し前…

『シンデレラ・ティース』 坂木司

実は私、坂木さんの作品って「和菓子のアン」シリーズしか読んでないんですよね。 そんな話をしたら、知人が文庫本を貸してくれました。 リンクしているという二冊です。今回はそのうちの一冊。 まず、表紙にやられました! あれは反則です。ハムスター愛好…

『幹事のアッコちゃん』 柚木麻子

またまた柚木さんの本です。 実は二作目がイマイチだったので、もう追いかけるの辞めようかなと思ってたんですが、 今作はとうとう全編アッコさんが出てくるお話だと知って、読むことにしました! 読んでよかったです。 今までのとは少し趣を変えていて、そ…

『義経の周囲』 大佛次郎

はは、難読作家名としてしか知らなかった大佛(おさらぎ)次郎さんの本を読むことになろうとは、 自分でも思わなかったなぁ。源平熱恐るべし。 こんなマニアックな本を紹介して、誰が記事を読むのかと思ったけど、 まあ自分の備忘録のために書き残します(^^…

『奥様はクレイジーフルーツ』 柚木麻子

以前、柚木さんの「その手をにぎりたい」を読んだときに、ちょっと官能っぽい雰囲気があって、 「おお、柚木さんこれから大人の恋愛ものとか描かれていくようになるのかな?」と思ったので、 今回読み始めて、「柚木さん、大人向けバージョン来たか!?」と…

『エムブリヲ奇譚』 山白朝子

私は、「ホラーとグロイのは苦手」とずっと言ってきたのですが、これ読んで初めて気づきました。 「グロイのは苦手だけど、ホラーは場合によってはダメじゃないかも?」と。 怖いのはホント嫌なんです、おどろおどろしくて読みながら背後を気にしてしまうや…

『また、同じ夢を見ていた』 住野よる

前作「君の膵臓をたべたい」が意外と面白かったので(失礼…(^_^;))、今作も気になって借りてみました。 前作は、ラノベ感満載で中高生向けだなーと、対象年齢外な違和感を少々感じながらの読書だったんですが、 今作の主人公はさらに下がって小学生。 本の…

『忍びの国』 和田竜

以前から読もう読もうと思いながら先延ばしにしてましたら、大野君主演で映画化の話が! 借りれなくなったら困ると思い、慌てて図書館に借りに行きました(^^ゞ 面白かったです!もっと早く読んどきゃよかった(>_<) 「とっぴんぱらりの風太郎」を読んだ時にも…

『サブマリン』 伊坂幸太郎

「チルドレン」の続編。「チルドレン」の再読を終えて、こちらの新作を読みました。 「サブマリン」というタイトル。 海面下で色々あるけれど、表面にはなかなか現れないもの、ということでしょうか。 表面に表れない、犯罪未満の危険だったり、匿名のネット…

『アンと青春』 坂木司

「和菓子のアン」の続編。 前作が大好きだったので、アンちゃんにまた再会できてうれしかったです。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろう―美人で頼りがいのある椿…

『帝国の女』 宮木あや子

「婚外恋愛に似たもの」が面白かったので、姉妹作ということで借りてきたこの本。 お仕事ものはやはり面白いですな。 テレビ局の裏側を覗く今作、ドラマとか大好きな私にとって、なかなか興味深い世界でした。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 大…

『あきない世傳 金と銀 源流篇』 髙田郁

髙田郁さんですよー。やっぱよかったぁ。 心地よい丁寧な文章は相変わらず。読んでてしみじみして、ジーンときちゃうんですよね。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父か…

『リバース』 湊かなえ

面白かったです! 何冊か読んできて、段々湊作品の読み方が分かってきたような…? 湊作品って、謎解き部分に引っ張られてついつい読んじゃうけど、 それに絡められる人物描写こそが醍醐味なのかなーと。 イヤミスの女王とか言われるけど、人の暗部を描いてひ…

『チルドレン』 伊坂幸太郎

この本は昔読んだことあったのですが、すっかり忘れてしまっていたので、再読。 近いうちに「サブマリン」を読む予定です。 うわー、やっぱり面白い。 昔読んだ時も面白いと思ったけど、なんだろこの近年にない、すっきりした面白さ。 昔の作品は昔の良さ、…

『ミステリー・アリーナ』 深水黎一郎

初・深水さん。 おお、これはすごい。ミステリーファンにはたまらないのでは? というか、ミステリーファンこそ楽しめる作品になってると思えました。 ミステリ慣れしてない人は置いてけぼりを食らっちゃうかも? <内容紹介>(「BOOK」データベースより) …

『はるか遠く、彼方の君へ』 阿澄加奈

運動会シーズン、わが子が「今年は僕、赤組!」と言った言葉に「よっしゃ、平家側だな」と喜んで返した私。 相変わらず源平熱が熱いです。(子どもは華麗にスルー) ※運動会の赤白は源平合戦から来ています。 というわけで、またまた源平物を読みました。 三…

宙組 『王家に捧ぐ歌』(博多座) 朝夏まなと

行ってまいりました、博多座。 今回真風くんが来ないと知ってショックで、チケット取る気失せてたんですけど、 やっぱり思い直して、急遽行くことに。 幸いとてもいい席をゲットできて、オペラなしでガン見してきました~。 行ってよかったです~(^^)/ 以前…

『十蘭レトリカ』を読みました。

「十蘭レトリカ」 久生十蘭 (河出文庫) 初・十蘭。 さすが文章の上手さで知られた人である、と納得の読み応え。 それにしても、作風の幅広さには驚かされました。 ほぼ知識なしの状態で読んだんですが、飄々としたのから、コミカルなものから、歴史ものな…

『惑星カロン』 初野晴

お久しぶりのハルチカシリーズです。 今回のは読みやすかったなぁ、良くも悪くも。 初野さん大好きだけど、文章がちょっと読みにくい、 そして話の展開が読みにくいという二つの読みにくさがあるんですよね。 (文章が読みにくいと思ってるのは、多分私くら…

『ラメルノエリキサ』 渡辺優

うーん、期待して読んじゃったからかなぁ?あっさり読み終わっちゃって、「え?もう終わり?」という感想。 評判よさ気だったから、もっと驚く展開があるんだと勝手に思ってた…(^_^;) <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 女子高生・小峰りなのモット…

『化け札』 吉川永青

久しぶりの更新です(^_^;) そして更新しない間に、ブログ開設7周年が過ぎました(^^ゞ こんなグータラブログですが、今後もお付き合いいただけると嬉しいです~。 さて、久しぶりの読書記事です。今回は戦国もの。 真田だったら、幸村よりも昌幸さん推しの私…

熊本地震

このたびの地震で被災されました方々、お見舞い申し上げます。 大変な事態になってしまった、とハラハラしながら、テレビを見ています。 早く皆様が元の生活に戻れるよう、祈っております…。 私は福岡在住ですが、こちらもかなり揺れました。 被害はないので…

『特捜部Q─檻の中の女─』 ユッシ・エーズラ・オールスン

久しぶりの海外物だったせいか、読むのにとても手こずってしまった…。 文章が少し読みにくくて…というか、いかにも海外ものな言い回しが苦手で(^_^;)、 登場人物も多く、なかなか名前を覚えられなくて混乱したりして、時間がかかってしまいましたが、 面白く…

『我が家のヒミツ』 奥田英朗

久しぶりに奥田さんの本を読みました~。 ああ、朝井君も年の割に老若男女になり切るのうまいけど、 こういうのはやっぱ奥田さんのが何枚も上手だな、と思わされてしまった。 まあ、非日常な「世にも奇妙な~」とはタイプが違う話なので、直接比べるのも違う…

『世にも奇妙な君物語』 朝井リョウ

気軽に面白く読みました。 「世にも奇妙な物語」の大ファンであるという朝井さんが、映像化を夢見て勝手に原作を書き下ろした短編集。 確かにいかにも「世にも奇妙な~」にありそうな話だらけ。 物語が始まった後に、タイトルを文章中にすっと挟む演出など、…

『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎

陽気なギャングシリーズをたて続けに読んだあとの流れだったので、勝手にコミカルな話を想像していました。 タイトルも不可思議な感じでコミカルにも思えましたしね。 なので、予想外にシリアス展開していくのにちょっと戸惑ったりしましたが、 どんでん返し…

『黒猫の回帰あるいは千夜航路』 森晶麿

やっぱいいなぁ、黒猫シリーズ♪今作も期待を裏切らなかった!! 1作目があんなに難解だったのを思い出すと、本当にずいぶん読みやすくなったなぁと思います。 それでいて読み応えもあって、やっぱり森さんはこのシリーズが一番。 ミステリ部分は相変わらず…

『陽気なギャングは三つ数えろ』 伊坂幸太郎

さて、最新作にようやく到達しました。 今作も面白かった~。でももうこの続きはないのね…(涙) 伊坂さん、また続編書いてくださいね~。 <内容紹介>(出版社HPより) 陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う火尻を、暴漢か…

『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎

面白かったーーー! ちょっと変わった構成で、完全な長編ではないから、ストーリー的に前作のような満足感まではないんだけど、 でも今回はキャラたちの掛け合いがパワーアップしてて、いいノリになってました。 読後の満足度は前作同様でした! <内容紹介…