駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

去年読んだ漫画の話など。

引っ越しネタばかりなので本の話を少し。
と言ってもマンガの話ですけど。
 
マンガばかり読んでると活字が読めなくなり、活字ばかり読んでるとマンガが読めなくなる私。
最近は活字ばかりでマンガをなかなか手に取れなくなってるのですが、
去年は二つのマンガに夢中になりました。
 
一つは、「ちはやふる」。
読みたい読みたいと思ってたら、なんと図書館で発見!!郷土本扱いで置いてありました!
(作者が九州の方なので)
最近アニメ化もされた、競技カルタの少女マンガです。
少女マンガというカテゴリーですけど、表紙もバリバリ少女マンガですけど、
中身は少年マンガです(笑)
少年ジャンプ大好き人間や、青春スポ根マンガに目がない人にはたまらないノリかと・・・。
主人公がカルタ部を設立して、メンバーを集めて全国を目指す!とまさに王道路線なんですけど、
キャラとノリがいいんですよね~。
私、「スラムダンク」を非常に愛しているんですけど(笑)、
スラダンに共通するものをこの「ちはやふる」に感じます。
美人なのに、行動すると化けの皮がはげる「無駄美人」な主人公・千早を筆頭に、
絶妙に外した愛すべきキャラたちが織りなす、手堅くも目の離せないストーリー展開に、
見る見るうちに引っ張り込まれてしまいました。
いや、あのクイーンと名人はないわ~!(褒めてます・笑。スラダンの山王を見た気がしたよ)
好きなのは、不幸属性を身にまとった不器用な美青年・太一君(笑)。
彼一人が、頑張って恋愛少女マンガやってるのが健気!(主人公は少年マンガ路線なので)
これは男女ともにおススメできるマンガだと思います(^^)
興味のある方は是非!!
 
そして、もう一つは、年末に借りて一気読みした「大奥」。
気になっていて、ようやく読むことができました。
感想は…「舐めてました、すみませんっっっ!!!」
よしながふみさんの作品はこれまで読んだことなく、知ってるのはBL畑の方だということと、
三浦しをんさんが絶賛されているということくらい。
(ドラマ「アンティーク」は見たけど、原作とは別物って言うし…)
しをんさんが絶賛されてるんだから、それなりにしっかりした話を書かれるのだろうと思ってはいたけど、
実際読んでみて、これほどまでとは思ってませんでした。
男女逆転大奥と帯とかには書かれていて、
BLの人らしい発想だわ、とは思ってたのですが、
ここまで史実を絡めてるなんて思ってなかったのです。
この本の中でも、女性が表舞台に出てくるとは史料には書かれず、男名で伏せられたまま。
実際にこう言う話があってもおかしくない!?と思わせるほどの作り込みには、本当にびっくりしました。
女性が政治の主権を握るということの、メリットもデメリットも描かれていて、実に興味深く読みました。
異常な状況での、歪んでしまった愛の形も、どこか一途で純粋で、心惹かれるものがあるんですよね。
非常に読ませるマンガです。
江戸時代の知識をもっと身につけて読むと、もっと楽しめたかも!?
復習して、再トライだ~。