駄文徒然日記

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花組 『長い春の果てに』 蘭寿とむ

ヅカ視聴日記。2012年、全国ツアー千秋楽録画。
 
蘭とむさん(蘭寿とむ)主演の作品。リカちゃんの再演ものですね。(でも初演はまだ未見…)
 
<内容紹介>
脳外科医とピアニスト志望の少女の恋を描いたハート・ウォーミングなミュージカ ル。1995年にフランス映画の鬼才アレクサンドル・アルカディが描いた秀作「世界で 一番好きな人」をモチーフにした舞台で、2002年に紫吹淳映美くららを中心とした 月組で上演し、好評を得た作品。
 
こういう舞台で、医者ものにリアリティを出すのは難しいですねー。
ですので話は突っ込みどころ満載でしたが、雰囲気で押し切った感じでしたね。
(「手術」というセリフがたくさんで、大変そうだなーと思いました(^_^;))
 
蘭とむさんが、最初周りが言うようなステファンという人物に見えなかったんですよね。
暗い過去を引きずったチョイ悪男のようなんですが、
蘭とむさんが演じると、誠実で前向きな人に見えるんですもの…(^_^;)
石田先生らしいセクハラ発言も爽やかに言い放っちゃうし、最初はどこか違和感を感じたんですが、
蘭ちゃん(蘭乃はな)演じるエヴァが出てきてからは、
蘭とむさんのかっこよさ炸裂で、そんなのどうでもよくなりました(笑)
あんだけかっこよけりゃー、14歳の子娘なんてイチコロでしょう~~~><
とにかく蘭とむさんはスーツ姿が似合いすぎます><上着脱いでも素敵!
そう言えば「シャングリラ」の時もスーツ萌えだったな(笑)
オープニングのかっこいいダンスシーンはもう釘づけでした!!
スーツ着てかっこよく演じられる男役さんってのは、私の中ですっごい重要なんですよ~。
 
蘭ちゃん、14歳どんとこい、ですよね(笑)もう全く問題なく子供役を演じてましたよ(^_^;)
若さゆえの無謀ぶりが、無理ない感じでよかったです。
だけど、大人になってからの場面をもっと増やしてくれた方が、もっと恋物語として見れて楽しめたのになぁ。
子供のままでは恋愛のときめきを感じるのは難しいですよ(^_^;)(蘭ちゃんの子どもぶりがうまいだけに!)
成長した姿での登場は僅かでしたけど、きっちり演じ分けできてたと思います。
 
えりたん(壮一帆)は、「愛のプレリュード」でも同じような役回りだったよなー(^_^;)
悪いやつなんだけど、最後改心して死んでいく…、
まあ二番手としてはおいしいし、えりたんがまたそういう役にハマってるんですけどね。
悪い役のえりたんは本当に魅力的でもっともっと見たかったです。
出番が少なめだったから、最後の見せ場に少し唐突感があった気がします。
ってか、このお話色々盛り込み過ぎだと思う…。
 
だいもんくん(望海風斗)ステファンの親友ブリス役。
だいもんくんって生真面目な雰囲気なイメージがあったのですが、
最近はそういうのから外れた役をよくやってますね。
この役も、軽ーいノリの、でもホントいいヤツ、っていうおいしい役どころ。
とっても丁寧に演じられていたと思います。
でも欲を言えば、そういう役を「地か!?」と思えるくらいにはっちゃけてくれるのを見たいなーなんて(^^ゞ
戦国BASARAなんかどうだったんだろうなー)
 
まなとくん(朝夏まなと)、彼は立ち姿がいい。
一花ちゃんとくっついてる場面で萌えてました。あの身長差がたまらん(笑)
 
ききちゃん(芹香斗亜)、花組で頑張ってるねー、と星組時代から応援していた身としては、
感慨深く思いながら見てました。
誠実感に溢れていて、以前ゴシップ扱ってたようなしたたかそうな記者には、
全然見えなかったですけどねー(^_^;)でも華があっていいですね(^^)
 
一花ちゃん(桜一花)。すごく好きでしたねー、この役の一花ちゃん。
元恋人のステファンとの息の合ったやり取りが、見ててとても心地よかったです。
未練と決別とで揺れる心理もよく出てたんですよねー。
一番感情移入してしまいました。
まあいきなりアルノーに乗り替えたのにはちょっと驚きましたが。
 
石田先生らしい作品で、あまり深く考えず、突っ込まず見ることができれば、楽しめる作品だと思います。
初演バージョンも気になりますねー。
イムリーなことに、今月テレビ放送があるので、ぜひ見ようと思います(^^)/