年の瀬ですね。
今年はいろいろあり、本を読む心の余裕がありませんでした。
今もまだその最中なのですが、年が変わる、この区切りに、来年はまた本を読んでいきたいなーと思うのです。
読書や観劇を楽しめる余裕を持てるようになりたいなという願望を込めて…。
ブログを休んでる間も少しは本を読んだのですが、感想を書かなくては、本当に何も残らないのです( ; ; )読んだ本のタイトルすら忘れてる始末。
ブログで記事にした本は、今でもそれなりに覚えてるのに…。
それがちょっとショックでしたので、やっぱり読んだ後は、記事を書きたいなー。
面倒ではあるけど、何も残らないのはあんまりだ(笑)
ではでは、皆様良いお年を。
移行しました。
Yahooブログの移行期限がギリギリだったので、慌てて移行しましたが、使い方が全くわかりません(T . T)
とりあえず、記事のアップの練習と思って、この記事を投稿します。
ブログ休んでる間に、まあ、いろいろありまして(^_^;)
とりあえずひと段落ついた、と思って図書館行ったら、大掛かりな改装中でしばらくお休みでした…。
出端挫かれた…。
先日読んだのは、窪美澄さんの、「やめるときも、すこやかなるときも」。
窪さんらしくなく、少女マンガみたいな話だーと思ったら(けなしてないです。思った以上にロマンチックだったんです)、今度ドラマ化するんですね∑(゚Д゚)
見ようかなー?どうしょうかなー?
藤ヶ谷くん好きだけど、MARSの時の演技はあまり好みじゃなかったものなー。
1話見て考えようかな。
ではでは、今日はこの辺で。
朝が来るまでそばにいる 彩瀬まる
デビュー作の中でにじみ出ていた、彩瀬さんの「不穏さ」に惹かれて、ずっと読み続けています。
「桜の下で待っている」などはその不穏さが薄れてて物足りなさを感じたのだけど、
今回はそれをどーんと前面に出してきましたよ…。
そしたら、何たるホラー(><)
そう、もはやホラーテイストの作品集に仕上がってました…。
人間の奥底の感情を、包み隠さずごそっと取り出すと、
もはや人の形をとどめないかいぶつのようなものとなってしまうのね…。
<内容紹介>
弱ったとき、逃げたいとき、見たくないものが見えてくる。高校の廊下にうずくまる、かつての少女だったものの影。疲れた女の部屋でせっせと料理を作る黒い鳥。母が亡くなってから毎夜現れる白い手……。何気ない暮らしの中に不意に現れる、この世の外から来たものたち。傷ついた人間を甘く優しくゆさぶり、心の闇を広げていく――新鋭が描く、幻想から再生へと続く連作短編集。
愛と憎しみは紙一重というけど、まさにその綱渡りの向こう側に落ちちゃった人たちのお話、
と言ってもいいのかな?
ホラーで怖いんだけど、それだけじゃない、どうしようもない人間の業のような切なさを抱えた人物たち。
「執着」という業は、こんなにも人間を醜くしてしまう。
でもその醜さを避けるのではなく、それすらも飲み込んだところに本当の生がある…?
短編集である本作の中に、タイトルの名前の作品はないのだけど、
読み終えるとそのタイトルが不穏に響いてきます…。
マイナスの感情に囚われて、夜の中から逃れられない人たちが、
やがてそれと向き合って、朝を迎えようするお話たち、と無理やりまとめるとこんな感じなるのだけど、
まあ、一筋縄ではいかない作品集となってます…。
ホラー苦手なので、彩瀬さんじゃなかったら読んでなかったと思うけど(^_^;)、
これもまた彩瀬さんらしい作品といえるんじゃないかと思いました。
時間なくてざっくりな感想になってしまったのが心残りだけど、こんな感じでぼちぼち続けていきます~。
ジゼル 秋吉理香子
読みやすそうな本からボチボチと…。
ということで、秋吉さん。湊さんばりの読みやすい作家さんだと思ってます。
案の定、さくさく行けちゃいましたよ。
<内容紹介>
東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡する事件が起き、「ジゼル」はタブーとなっていた。そんな矢先、目撃された真由美の亡霊。公演の準備を進める中、配役の変更で団員の間には不協和音が生じ、不可解な事件が相次いで…。これはすべて真由美の“呪い”なのか?『ジゼル』の封印を解いた時、悲劇的な死を遂げたプリマの想いが甦る―!!
バレエが舞台ということで、バレエにはあまりなじみがないのですが、役の取り合いみたいなところを見ると、宝塚やお芝居の世界と近いので、興味深く読みました。
バレエは一度生舞台を見たいとずっと思っているのですが、ちょっと見てみたいというには、チケットが高くて…。その値段払うならお芝居の方を選んじゃうので、未だに見に行けてません…><
さてさて、簡単な感想です。
バレエの世界のお話はとても面白かったです。
題材となった「ジゼル」のお話も全然知らなかったけど、役者が集まってみんなで話の解釈をするところとか、すごく面白かったです。
秋吉さん、何作か読んできたけど、ほんと色々な題材でお話を書かれますね。
で、バレエのお話は面白く読んだし、ミステリの部分にもありがちな展開とはいえ引き込まれて読みました。
だけど、真相が近づいたあたりから、なんか読みにくくなっちゃったんですよね。
ぎりぎりまで犯人をわからせないように、読者を翻弄したかったのかもしれませんが、視点が変わるのも終盤はわかりにくさに拍車をかけてたし、最後ばたばたっと幕を閉じた感じで慌ただしさがありました。
ミステリの真相は悪くないと思うので、もっと面白くできそうだと思うのですが…。
ちょっともったいない気がしました。
あと、一番最後の真相は、個人的には不要だったかな。
あまりに唐突過ぎて・・・。
その前の、蘭丸に告げたところでラストでよかったと思うのですが。
と、最後の方に対して不満もあったのですが、やはり秋吉作品は読みやすくて、面白いので、これからも追っかけていきたいと思います(^^)/
月組 月雲の皇子 珠城りょう
なかなかヅカも見れないまま、HDDにたまってるのですが…。
これは評判よかっただけあって、面白かったし、良い舞台でした~。
たまきちくん(珠城りょう)がまだ初々しくて、最初歌いだしたときは音程も怪しくて、一瞬不安を覚えたのですが、全くの杞憂でした。
このころから(というか、これ以前から)、ちゃんとスターオーラがあって、舞台の真ん中が似合う人だったので、主演は全く問題なく、今回も頼もしく舞台の真ん中で輝いていました。
主演のたまきちくんも素晴らしかったのですが、私がうれしかったのは、主演と二番手とヒロインのバランスがすごくよかったこと。
古代日本が舞台なのもあって、「あかねさす~」を彷彿とさせる場面などにときめいたのですが、三人のバランスがすごく良くて、物語にぐっと引き込まれました。
(あと宝塚の、和服にブーツの衣装が個人的にとてもツボです><)
二番手のちなつちゃん(鳳月杏)、立ち姿素敵ですね~。雰囲気とかゆうひさんっぽいですね♡
主役の木梨と対照的な立場であり、兄弟でもある、その対立と葛藤が良く表れてて、一番切ない役だったのでは?
この穴穂という役が立ってこそ、この舞台が成り立つのですから、その重責をきちんと果たされて、よい役者さんだなと思いました。
ヒロイン役のみゆちゃん(咲妃みゆ)もよかった~。何というか、すごく演技自体は控えめで、やたら感情的になったりしないのですが、芯の強さがしっかり出ていて存在感をきちんと出せてるのはすごいなと思いました。
湖の水面のような演技と言いますか、内なる感情は表に出さず、ただただ相手を映して静かに湛えるような演技で、それでいてしっかりヒロインでいて、すごいなと思いました。
どんな相手役でもこなせそうな娘役さんですね。
二幕になって、木梨と穴穂の顔がガラッと変わっちゃうんですよねー。人が変わってしまう。
そこにぞくっと来ました。
二人とも、一幕ではまっすぐな瞳で幼さすらも見せていたのに、二幕は色々な複雑な思いを胸に抱えて、それらを振り払うような強い表情を見せています。
なのに、木梨が時々昔の顔を見せるので、「ああ、本当は変わってないのね、木梨。なのに無理して…」と切なくなったりしました。
たまきちくんの陰のある演技が素敵。一幕のようなまっすぐな青年もいけるのに、二幕のような、こんな悪い顔もできるのかーとドキドキしました。そんな陰のある雰囲気がとてもハマっていて、色気のある役者さんだなとうれしくなりました。男役にとって色気は重要!ちなつちゃんも色気があって素敵です(^_^)
最後の木梨と穴穂の殺陣の場面は、剣戟の音を無音にしたのも印象的でした。
まさに二人の心の葛藤を見るようで、心情が流れ込んでくるようでした。(たまきちくんぼろぼろ泣いてたなぁ…)
あと、輝月ゆうまくんは本当にすごい!
月組さんの若手さんたちをメインに一丸となった、とても良い舞台でした。久しぶりだから、好き勝手に長々語ってしまった…(^_^;)
読書できてません…。
おおう、気づけば、またも更新が滞っている…。
最近の読書と言えば…うう、全然読めてない…。
でも、皆さまのブログをただ今のぞかせていただいて、ちょっと読書熱が戻ってきましたよ…。
先日、たまたま大きな本屋へ行き、歴史の専門書の棚など眺めていたら、背表紙だけでときめいて、
本が好きなのは変わりないのだなーと改めて実感しているところでした。
また今日からでも、何か読み始めよう~。
と言いながら、その本屋へ行ったとき、買ってきたのはマンガだったんですが(笑)
「義経鬼」ってマンガを見つけちゃったんですよ。
その際、平家マンガなら即買いなんだけど、と思い、ネットで検索してみたけれど、ないんですよね…。
おかしいなぁ?平家の公達と言えばイケメン揃いで、描きがいもありそうなのに~。
義経のようなわかりやすいドラマがないからダメなのかなぁ?
どなたか平家ネタのマンガがありましたら教えてくださいませ~。
と、久々に記事を書いても、相変わらずの源平ネタかよ、な私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。