駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

「『バイバイ、ブラックバード』をより楽しむために」を読みました。

最初見て、あまりの薄さにちょっとびっくり。
100P程度の本です。
内容は、伊坂さんのロングインタビューと、インタビュアーの解説、そして太宰治の「グッド・バイ」。
本編のおまけのような感じの本なんですね。
 
これを読んで、本編の不明だったところが特に明かされるわけではないです。
でも本編や、伊坂さんの過去作品についても、よりよくわかって面白かったです。
伊坂さんが、本作品以外の自分の作品についても触れるのを興味深く読んだり、
インタビュアーの門賀さんが、伊坂さん以上に「バイバイ、~」を深く理解してるっぽく感じられるのが、
面白かったです(^^)
指摘されて伊坂さんが「あ、そういえばそうですね」と答える場面が多くて…(笑)
さすが書評家さんは、深く本を読みこむのだなーと感心しました。
で、作家さんはそういう絶妙な表現を無意識に書いちゃうのかと、その作家たる才能にも感心しました。
 
太宰治の「グッドバイ」は、本編を読んだすぐ後に読んでましたが、ここでも再読。
やはり面白い。
これを未完で絶筆だなんて…。
作品からはそんな雰囲気全然ないのに。
ああ、でも別れのお話ですものね。
明るく笑ってバイバイしたかったのかな、太宰さん…。
 
今回、本編を読んでちょっと間を空けたのがいけなかったです…。
読んですぐに読めば良かったなー。
本編を楽しく読まれた方には、是非一緒に読まれることをお勧めします(^^)