駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

『二流小説家』を読みました。

返却日ぎりぎりまで読んでて、慌てて返したため手元に本がない状況。
しかも最後一気読みで、内容を整理して思い出せるような状態じゃない・・・。
う~ん、まともに感想が書ける気がしません…><
 
<内容紹介>(「BOOK」データベースより)
ハリーは冴えない中年作家。シリーズもののミステリ、SF、ヴァンパイア小説の執筆で食いつないできたが、ガールフレンドには愛想を尽かされ、家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末だった。だがそんなハリーに大逆転のチャンスが。かつてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼より告白本の執筆を依頼されたのだ。ベストセラー作家になり周囲を見返すために、殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かうのだが…。ポケミスの新時代を担う技巧派作家の登場!アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞候補作。
 
エンターテインメント作品。とにかくてんこ盛り!サービス精神旺盛ですね。
面白く読んだのですけど、がっつりとハマりこんでまで読めなかったのは、
私がミステリにあまり詳しくなく、かつ海外ものに慣れてなかったことにあるのでしょう。
そうではない方には、面白く読めるんじゃないかなーと思いました。
 
主人公の作家が、エログロな本を書いているという設定の割には、読みやすいなと思ったのですが、
ラストのグロい告白シーンはちょっときつかったな~。
主軸のミステリの話は割とポップなノリで進むのですが、
脇にそれる語りは結構シリアスで興味深かったですね。
それが微妙なバランスで、独特でもあり、散漫な印象でもあり、って感じでした。
 
途中までは割とするする読めてたんですけど、途中くらいから疲れてきました…(^_^;)
内容がちょっと重くグロくなってきたのと、終わりそうで終わらない話に、
無理やり引っ張られるような感じになっちゃって…。
ミステリは誰が犯人かわからないから、あやしそうな人には、感情移入がしづらい時がありますよね(^_^;)
そういうミステリ慣れしてないとこが、障害になっちゃってたんだろうなぁ。
 
話題の作品。高い評価なのはわかる気がします。
だけど、私はこれを十分に楽しむ下地ができてなかったみたいです><
残念。