駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

雪組 『銀の狼』 朝海ひかる

BSヅカ視聴日記。
 
コムさん(朝海ひかる)主演の全国ツアー作品。
 
雰囲気を楽しみました~。
コムさん、美し~><
お話は…(^_^;)、殺せば解決というかのように、ばたばた人が殺されちゃう展開が、
ちょっと深みが足りないような気がして、首を傾げたりもしたんですけどね。
まあ殺し屋が主人公だから、物語が殺伐としてしまうのは仕方ないのでしょうけど。
音楽も素敵でしたね。コムさんもまーちゃん(舞風りら)も魅力的に歌ってくれてました。
独特な振付のダンスは、ちょっと戸惑ってしまったりもしたけど…(^_^;)
でもダンスするコムさんを見るのはやっぱりうれしい(^^)
 
<内容紹介>
 1991年に月組により上演され、好評を博した作品の再演。19世紀末のヨーロッパを舞台に、事件に巻き込まれ記憶を失くし殺し屋になった外科医と、事件の真相を知る薄幸な女性との愛を描いた、サスペンス・タッチのドラマ。
 
コムさん、銀髪の殺し屋シルバの役がよくハマってるんですよー。
無感情に見える冷たい目線がたまりません。
記憶を失くして、別の世界で一人生きてるような空気がいいですよねぇ。
そこにレイ(水夏希)やミレイユ(舞風りら)が踏み込む、
一瞬シルバに人間味が出る、でもまたすぐ戻っちゃうんですけどね。
 
まーちゃんミレイユ、大人な女性です。
全て受け入れて耐え忍ぶような。まーちゃんはどこか不幸な影がありますねぇ。
なかなか愛が通わないこのカップル(^_^;)
正塚先生はハードボイルドだから、男はなかなか女の方を見てくれないんですよね~。
まーちゃんが全てを理解した上で、想いも覚悟も一人抱えていこうとするところが、健気でした。
そしてまーちゃんにはそういうのがよくハマってるんだ…(^_^;)
ただコムさん、もうちょっとまーちゃんに愛を見せてくれないと、
たまに吐く優しい台詞が「は?今何て言った?」ってくらい嘘くさく感じられるのでイケマセン(笑)
 
水さん殺し屋レイ役(水夏希)、いいなぁ。かっこいいなぁ。
コムさんと二人の呼吸がいい感じでした。
男同志の掛け合いがカッコよく見えるコンビは素敵です~。(正塚作品の肝!!)
シルバに複雑な思いを抱いてるのがいいですよねー。友情であり、裏切りであり…。
二度目見ると、更にときめきます(笑)
 
キムさん(音月桂)の方が二番手っぽい?
キムさん、この作品で一番の悪役です。
演技はとても上手いんだけど、全てを仕組むような大物感がないんだよなー。
悪に奥行きがない。今まで積み重ねてきた悪事が透けて見える様な悪者ぶりが、どうしてもないんですよね~。
まだ若いから仕方ないですけど…。

ハマコさん(未来優希)、さすが演技達者。
大統領の影武者としてひっぱってこられた元農夫の男。
この役はハマコさんくらいしかやれないけれど、役不足感もあるなぁ。
立派な大統領の回想シーンをもっと入れてくれたら、役者ぶりを楽しめたのにな。
 
正塚先生、酔っぱらうシーンが好きなのかなぁ?羽目をはずして酔っぱらう場面って結構ありますよね?
今回、ちょっと物語の雰囲気から外れる気がしたけど、張り詰めた物語の息抜きの場面だったのかな。
なんにせよ、お酒をあおってる水さんが非常に素敵だったので、それが見れて満足です(^^)
 
雰囲気が好きだったので、面白く見ました。
コムさんと水さんをガン見でございますよ(笑)
トップさんが役にハマってる作品は、脚本に少々ムリがあっても?楽しめるものですね(^^)