駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

有川浩と荒川弘

有川浩『図書館シリーズ
荒川弘鋼の錬金術師』(こっちはマンガです)

前回は女性作家さんについて述べましたが、
それを考えていたら、この二人が思いつきました。

この二つの作品の読後感がすごく似てたんですよね。
(作者の名前も似てますよね?ひろしって男性みたいで)
もちろん話のジャンルは全く別物で、
ストーリー的に共通点はほとんどないのですが、
キャラ作りとかテンポよい会話とか、
ギャグの投入ポイントとか、似てる気がするんですよ…。
二人とも最初男性の作家さんだと思っていて、
読み進めていくうちに違和感を感じ、
女性だと知ってとても納得したんですよね。

読んでて感じたのは、「上手にツボをついてくるなー」ということ。
自分の趣味に走ってしまうんじゃなく、
すごく読者を意識して作ってる気がしました。
キャラ作りもしっかりツボを抑えてる感じで。
決めるところは決めて、どこか外す。
キャラのメリハリがよく効いてます。
堂上と大佐なんてよく似てません?

女性読者は同性キャラに厳しいんですが(笑)
そこもきちんと気を遣っているように思います。
だから、『鋼の錬金術師』のヒロインであるウィンリーは、
原作ではとても好感度高いのに、
アニメ化したら、ただの少年マンガのヒロインになり下がってしまって
とても残念でした(苦笑)

『図書館シリーズ』、最初は結構好きだったんですけどね、
ベタ甘に走り出してちょっとついていけなくなった感が…(汗)
三作目の『図書館危機』が一番読みやすくて好きでした。
甘さ加減もちょうどよくて(笑)
現在別冊を読んでるところなので、
読み終えたらまた感想を書きたいと思います。