駄文徒然日記

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雪組 『春麗の淡き光に』 朝海ひかる

ヅカBS視聴日記。
 
コムさん(朝海ひかる)お披露目舞台だそうです。
すいません、色々辛口です…。
 
コムさんもまーちゃん(舞風りら)も和物が全然似合ってない…(涙)
所作が全然美しくない~。
見た順番がいけなかったのかもしれません。
私はHDDに録画した中からランダムに見てるのですが、
前作が一路真輝さんの「あかねさす紫の花」だったんですね。
一路さん時代、「日本物の雪組」「芝居の雪組」と言われてたんですよ。
まさに得意分野でしたからそのギャップが…(涙)
この間に何があったの雪組サン…と思ってしまいました。
和物の所作ができてない人が多くて、とても残念でした~。
 
<あらすじ>
平安朝末期を舞台に、揺れ動く時代の中で藤原氏ら貴族たちの専横を正そうと立ち上
がり、来るつわものの時代への布石となろうとした男の物語。(公式サイトより)
 
お話は盛り上がりに欠ける感じでしたね。
「あかねさす~」も構成に難ありと思ったんですが、
見せ場はきちんと見せてましたから、「春麗の~」はとても物足りなかったです。
「物語が今始まる~」とコムさんが歌い、ショー的オープニングからお話に入ります。
そんな風情のない和物は嫌だな…と冒頭からちょっとげんなり…。
 
コムさん、和物が苦手なのか、真ん中に立っても存在感が薄い…。
かしげさん(貴城けい)の方がよっぽど堂々としていました。
弟役と二役演じ分けるのは可愛かったですが、
弟の役はキャラとして薄いので、見せ場をさらに減らして、
ますます印象が薄くなってしまってます。
 
まーちゃんも和物苦手なんでしょうねぇ。
一生懸命型にはめようとしてるようで動きがぎこちない。
お芝居もいまいち入り込めてなかった感じです。
何より二人のシーンがほとんどない…。
最後のシーンで、「心残りは?」と聞かれたコムさんが「弟」って答えるって…。
え?若狭(まーちゃん)じゃないの??
トップ娘役をないがしろにするにも程があるのでは、と気の毒に思ってしまいました。
 
この舞台で一番魅せてくれたのはかしげさん。
日本物のお芝居が本当によくできていて、出てくるたびに見惚れてました。
和物はこうでなくちゃ…。
その存在感といい、もうトップさんに見えましたよ。
でも二番手というのに、出番が非常に少ないのです。
コムさんとほとんど絡むことがなかったので、
トップさんを喰ってしまうことはなかったのは良かったことなのかもしれませんが…。
 
逆に二番手?というくらい目立ってたのはハマコさん(未来優希)。
コムさんに復讐を誓い、追いかけまわす役。
とても熱演で頑張っていたのですが、
怒りをストレートに表しすぎていて、武士らしさが出てなくてちょっと残念でした…。
 
あと汝鳥伶さんはさすがに素晴らしかったです。
汝鳥さんとかしげさんのシーンは、どっぷり日本物として見ていられました。
 
トップコンビと二番手の主要三人が、
絡まずにバラバラでお芝居してるって問題ありでしょう!
(植田先生何考えてるんですか~)
ここの関係が希薄なのが、物語を薄くしてしまってますよね…。
ラストシーンも「サヨナラ公演?」って思うような流れで、
このままかしげさんにトップが譲られるの?って感じでした…。
色々不満の溜まった舞台でした…。