駄文徒然日記

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天才系キャラの考察

某漫画で「彼がわが校の天才だ」というようなセリフがあり、
「各学校にいるような人を天才とは呼びません」と
突っ込まれていたそうですが、
まさにそんな感じで
漫画なんかでは一作品一人はいるんじゃないかと思える、
「天才系キャラ」。

厳密には「天才」ではないですけど、それに近い存在で、
漫画やアニメでは、
成績校内トップで、スポーツ万能、家柄もよくて、
容姿端麗なる人物がしばしば出てきます。
「完璧なる人」ですよね。
現実にはそうそうお目にかかれないと思うんですが、
二次元では乱発されてて、少々食傷気味…。
その才能にあまり必要性がなく、個性の一つのように描かれるのは、
ちょっと不満かな。
DEATH NOTE」や「LIAR GAME」の主人公たちが
「頭がいい」とか「天才」とか称されるのは、納得ですけど、
そんな見せ場がなくて、「IQ○○」とか言ってほしくないですね…。

さて、今私が読んでる話にもまさに上記のような
「眉目秀麗、文武両道、家柄もかなり良い」という主人公が出てきます。
『破軍の星』の北畠顕家です。
そう、歴史小説なんですね。
歴史上でも、こういった完璧な形容詞を持つ人物が多く存在します。
さすが歴史に名を残すだけあるな、とこちらは非常に説得力があります。
歴史小説と史実は別物ですけど、
てんででたらめを書いてるわけではありませんので、
そういう完璧な人であった可能性は十分にあるわけです。
想像するだけで、ときめいてしまいますね…。
今「歴女」と言われる戦国武将に愛を傾ける女性が多いといいますが、
その理由に、二次元の架空の完璧設定に飽きちゃった、
というのがあるかもしれませんね。