星組 『龍星』 安蘭けい
ヅカＤＶＤ鑑賞日記。（スカステ録画。青年館千秋楽）
トウコさん（安蘭けい）主演舞台。
最初混乱したんですよね、本物の龍星が誰だかわからなくなっちゃって。
オープニングではトウコさんが王の子のようなタイミングで出てくるのに、
オープニングではトウコさんが王の子のようなタイミングで出てくるのに、
話を見てるとちえちゃん（柚希礼音）の方っぽくって、え？え？って混乱してました。
二幕の冒頭できちんと説明されるんですけどね、
二幕の冒頭できちんと説明されるんですけどね、
パンフにあるくらいのあらすじは最初に頭に置いておかなきゃいけませんね～(^_^;)
あらすじにはちゃんとトウコさんの事、みなしごって書いてるのに…（苦笑）
あらすじにはちゃんとトウコさんの事、みなしごって書いてるのに…（苦笑）
＜あらすじ＞
西域や北方民族と領土争いの絶えない中世の中国を舞台に、名もなき孤児（みなしご）に生まれながらも、皇帝になりかわり、その座を掴み取ることができた男。その数奇な運命をドラマティックに描いた中国歴史ロマン。
西域や北方民族と領土争いの絶えない中世の中国を舞台に、名もなき孤児（みなしご）に生まれながらも、皇帝になりかわり、その座を掴み取ることができた男。その数奇な運命をドラマティックに描いた中国歴史ロマン。
このお芝居、普通だったらちえちゃんの、「本当は王子様でした」な役の方がトップ役定番だと思うんですよね。
でもそれを逆にした。トウコさんの方がしたたかな悪役なんです。
トウコさんは白い役より黒い方が魅力がさらに増す気がするんですよね。
トウコさんは白い役より黒い方が魅力がさらに増す気がするんですよね。
だからこの配役はナイス！と思いました。
トウコさんの魅力が存分に発揮されるのは、一幕より断然二幕です。
覚悟を決めた二幕冒頭。もうトウコさんの表情が素晴らしい！！
運命を全てを引きうけて向かい立つ姿。ぞくっとする魅力があります。
でも完全に悪役なのではなく、「悪役を引きうける」という覚悟からくるものですから、
トウコさんの魅力が存分に発揮されるのは、一幕より断然二幕です。
覚悟を決めた二幕冒頭。もうトウコさんの表情が素晴らしい！！
運命を全てを引きうけて向かい立つ姿。ぞくっとする魅力があります。
でも完全に悪役なのではなく、「悪役を引きうける」という覚悟からくるものですから、
傷心、孤独、迷いなど複雑な思いが端々に見えて、見てて非常に切なかったです。泣ける…。
特にラスト、迷いなく真っすぐ向かってくる李霧影（柚希）との対比がとてもよいです。
歌も相変わらず素晴らしいです。
スカピンの時より、感情がより乗ってる気がするんですが…？？
特にラスト、迷いなく真っすぐ向かってくる李霧影（柚希）との対比がとてもよいです。
歌も相変わらず素晴らしいです。
スカピンの時より、感情がより乗ってる気がするんですが…？？
ヒロイン砂浬（さり）役は、みなみちゃん（南海まり）。
ちょっと辛口になっちゃうんですが…。
とても熱演で、役になりきって演じてたと思うんですが…見てて砂浬が見えてきにくかったんです…。
ちょっと辛口になっちゃうんですが…。
とても熱演で、役になりきって演じてたと思うんですが…見てて砂浬が見えてきにくかったんです…。
感情が先走った演技で、そこに至った過程が観客に伝わりにくいように思えました。
声がきれいで雰囲気もかわいらしかったので、
声がきれいで雰囲気もかわいらしかったので、
正統派な感じの役どころだったらすごく似合いそうだなーと思ったんですが。
あと、トウコさんとのラブシーンでのみなみちゃん、もっと演技にメリハリをつけてほしかったなぁ。
ただでさえクサいシーンなので、なんか中途半端で見てて照れちゃいました(^_^;)
ちえ・ウメ（陽月華）コンビもクサい定番ラブシーンがあるのですが（「子供が…」ってやつ）、
この二人は勢いでつっきっちゃってて良かったです。
しかし児玉先生…あまりに定番なのは見てて照れくさいです～(>_<)
しかし児玉先生…あまりに定番なのは見てて照れくさいです～(>_<)
もうちょっと素敵なラブシーンをお願いします～。
ウメちゃんの細かい仕草や目線が非常に好みなのです(^^)
ちえちゃんと踊るのを見て、太王四神記のデュエダン、
ちえちゃんと踊るのを見て、太王四神記のデュエダン、
ちえちゃんはねねちゃん（夢咲ねね）にウメちゃんのように踊らせたかったのかなー？なんて思いました。
同じ中国風の舞台だからか、「太王四神記」と役がシンクロしてるような人が多くて、
成長ぶりをとても感じました！
ちえちゃんは、この時から王子らしい貫録が十分あって立派です。
ちえちゃんは、この時から王子らしい貫録が十分あって立派です。
でもラブシーンのイロケがまだまだなんですよね～。見てて今ほどドキドキさせられることはないです（笑）
ベニさん（紅ゆずる）もチュムチのようなお調子者の役。（衣装もなんか似た感じ・笑）
ベニさん（紅ゆずる）もチュムチのようなお調子者の役。（衣装もなんか似た感じ・笑）
でもこの頃はミキチグさん（美稀千種）にひっぱられて、いっぱいいっぱいな感じです。
それがすごくかわいいんですけどね。
二幕の最初で金の国の人が次々とやられるシーンは、印象的な場面でした。
二幕の最初で金の国の人が次々とやられるシーンは、印象的な場面でした。
ミキチグさん、星原美沙緒さんいいです、ほんと。
あかしさん（彩海早矢）もコ将軍のような役なんですけどね、
あかしさん（彩海早矢）もコ将軍のような役なんですけどね、
「常に冷静な男」と言われながら後半かなり熱くなってました（笑）
「普段冷徹なお前らしくない」と言われたからって、ちょっとやりすぎ感も？？（苦笑）
コ将軍の時は、かなり耐えた演技だったんだろうなーと思いました(^^）
しーらん＆みやるり（壱城あずさ・美弥るりか）もなんとなく太王四神記の役にシンクロしてるんですよね～。
しーらん＆みやるり（壱城あずさ・美弥るりか）もなんとなく太王四神記の役にシンクロしてるんですよね～。
なんか面白い…。
音楽が素敵だなーと思ったら、やはり…お名前がありましたよ、恒様（斉藤恒芳）。
どの曲を担当したかは分かりませんでしたが、
トウコちゃんが白い花の下で歌うソロとかそうじゃないのかなーと思います。その次の戦場とかも…。
音楽がいいと、いいシーンがさらにドラマティックになって印象深くなるからいいですよね～。
音楽がいいと、いいシーンがさらにドラマティックになって印象深くなるからいいですよね～。
お話の筋は悪くないけど、所々のベタな演出がちょっと気になりました…。
でも役者さん、みなさんとても熱演されていて、満足度の高い作品でした！
でも役者さん、みなさんとても熱演されていて、満足度の高い作品でした！
