駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

私の、とても好きな絵本・2

久しぶりの第二弾です。
絵本はたくさん読みますが、すごくお気に入りの本と出会えることは少ないです。
これぞという本に出会うため必死に絵本を漁る日々です(笑)
絵本はほんと個人的な趣味が強く出るので、
他人がおススメでも合わなかったり、私がおススメでも他人にはいまいちだったりするんですよねー。
そんな中で見つけた、私好みの(笑)素敵な絵本たちです(^^)
是非是非、図書館などで手に取ってみてくださいね。
お好みに合うとうれしいな~。
 
イメージ 1「ウェン王子とトラ」
作・絵:チェン・ジャンホン
訳:平岡 敦
出版社:徳間書店
 
<内容紹介>(出版社より)
むかし、夜ごと村をおそうトラにこまりはてた王に、国の占い師が予言した。「王子をトラにさしだせば、国に平穏がおとずれる」と。王は、おさない王子をトラのすむ森に置き去りにするが…? 人間を憎みながらも、おさない者を愛する気もちを忘れなかったトラ。トラの元で強く優しい少年に育った王子。人とけもののあいだに生まれた絆が心ゆさぶる、迫力の大型絵本。中国の水墨画の手法で描かれた力強い絵は、各国で高い評価を得ています。
 
かなり大きいサイズの絵本なのですが、その画面一杯に描かれるトラの迫力に圧倒されました。
喋らないし、表情にも乏しいはずのトラが、なんとリアルに生き生きと描かれていることでしょうか!
我が子を殺された母親のトラと、ウェン王子との物語なのですが、
トラの姿はまさしく母親そのもので、恐ろしい姿の中にも深い悲しみを抱いた母の姿にじんときます。
トラに育てられたウェン王子の変貌も見もの。ちょっとときめいちゃいましたよ(^^ゞ
リアルな絵なのに、みんなぽろぽろと同じ涙を流すのがちょっとお茶目です(笑)
 
 
 
イメージ 3
「ウエズレーの国」
作: ポール・フライシュマン
絵: ケビン・ホークス
訳: 千葉 茂樹
出版社: あすなろ書房
 
 
<内容紹介>(著者から)
ウエズレーは夏休みの自由研究で一念発起。新種の作物を育て、新しい文字や数の数え方を考案、自分だけの特別な文明を創り出す。
 
 
 
鮮やかな表紙に目をひかれ手に取ったこの本。読んでみたら内容ももろ好みで即買いでした!
主人公のウエズレー少年はいじめられっ子なんですが、物語にじめじめした空気はなく、
ウエズレーの、全く周りに影響されない飄々とした姿が惹かれます。
そのウエズレーが淡々とそして大胆に自由研究を進めていく様は、
私の子供心がとてもうずいて「うらやましーーーい」と叫びたくなるほどでした。
表紙の絵のように非常に爽やかな読後感。
ウエズレーの自由研究は、本好きの男の子の究極の理想なんじゃないかなー?
(おまけ:隣の家のおじさんにもちょっと注目してみてくださいね・笑)
 
 
イメージ 2「こいぬのうんち」
作: クオン・ジョンセン
絵: チョン・スンガク
訳: ピョン・キジャ
出版社: 平凡社
 
<内容紹介>(出版社から)
「汚くて何の役にも立たない。僕はどうしたらいいの?」。存在価値が見出せず悲嘆にくれるこいぬのうんち。だが、やがて春が訪れて……。韓国のベストセラー絵本が日本に初登場。
 
 
 
タイトルを聞くとちょっとびっくりしますよね。でもこれ感動系絵本なんです。
とりたてて珍しいストーリーではなく、絵本らしいお話なんですが、これを読むたびに、私は泣いてしまうのです。
こいぬのした、うんちくんが主役のお話なんですが、この表情豊かなうんちくんがたまらないんです(>_<)
「うんちはきたない」と言われて憤慨して大泣きするうんちくんなんか、非常に愛らしくてかわいいんですよ(^^)
絵とお話にとても愛が溢れていて、作中の雨のシーンではこちらも浄化されるような想いがします。
韓国の絵本は、タッチがちょっと変わってて味があって面白いですね。