駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

「オペラ座の怪人」を読んだり見たり…。

オペラ座の怪人』と言えば、10年以上前に劇団四季で見たのが唯一でした。
でも内容はほとんど覚えてなくて、あの有名な主題歌に、マスク付けた怪人ときれいな女性が出てて、
小舟のったりしてて、なんかシャンデリア?…っていう程度…記憶力悪すぎ(>_<)
 
有名な作品なのにあらすじもよくわかってないようじゃいけないなぁと思い、
最近、ガストン・ルルーの原作本を読みました。(“文学少女”でも題材になってるし)
これがまた読みづらくて進まなくて、読み終えるのに1カ月かかってしまいました…。
(翻訳モノは苦手なんです~)
しかし読めど読めど舞台の内容は思い出せず、しかも怪人がやたら怖くて、
「なんだこれはホラー小説だったか!?」と困惑し(あれ、違います?)、
そして読み終えた感想は「よくわかんない…」でした(涙)
オペラ座」の構造について何も知ってないと難しいです。
劇場の地下にあんな広い空間があるなんて想像つかないんですもの…。
(地下を馬を引いて歩くとか、小舟で渡るとか…)
鏡の部屋のラストの描写とか想像力を超えてしまって…とにかく難しかったです…。
でも最後怪人が哀しみを吐露する部分はちょっと感動。それまで散々な悪役なんですけどね。
クリスティーヌもちょっと理解が難しい。結局彼女も少しは揺れてたのかな?
 
そしてその後、映画版をテレビで見ました。
これは2004年アメリカ/イギリス合作版で、ミュージカルをベースにしてます。
そこでようやく「オペラ座の怪人」が名作たる所以を理解できた気がしました(^_^;)
原作読んでも、舞台を思い出せなかったのは、これを見て納得。
全然雰囲気違いますもの。
ああ、音楽が素晴らしすぎ。なんてドラマティックなんでしょう。
そしてこちらはホラーではなく、哀しい愛の物語になってました。
原作とはだいぶ違ってロマンティックになっていますね。
基本三角関係ですけど、怪人とクリスティーヌがメインになっていて、ラウルはちょっと脇。
原作だとラウルは主役に近いんですけどね。
クリスティーヌ役の女優さん、すっごくキュートで素敵でした(>_<)
これは吹き替えなしなんだとか。すごいです、みなさん。
(カルロッタ役だけ吹き替えだそうです)
この映画版を見ると、オペラ座の構造が分かりやすいですね。
ありえないほど立派な地下ルームですけど(笑)
でも鏡の部屋は出てこなかったな…。
あと、劇中のオペラがすっごく楽しそうで通して見てみたかったなーと思いました。
 
これをもう一度舞台で見たいものです。
前は内容知らなくて見ちゃったから、もったいなかったー。
生の歌でこの舞台見たら、鳥肌立つほど感動しそうです。
さすがロングラン作品なだけありますね。