駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

『隻眼の少女』 麻耶雄嵩

ファンの方すみませんんんんっ。
私、これダメでした~~(>_<)
 
初・麻耶作品、どんなものだろうと覚悟して手に取ったら、翻弄されまくりでしたよ…。
最初は割とありきたりな感じの推理物が展開されて、
探偵少女が「おお、これがツンデレ!」と見本のようなツンデレっぷりを見せてくれたりして、
ラノベテイストな感じで進んでいったんですが、
一章のラスト、そして二章の真相、「ありなの?これ??」とトンデモ展開でした。
 
これ読んではっきり自覚したのですが、私「本格ミステリ」って全然読めてないんですよね(汗)
それまでも密室ものとか苦手だなと思ってたのですが、
よく考えたら、ミステリ読むときって、トリックは割と流し読みして、
犯人の動機とか物語の真相とかだけ読んでたんですよね。
事件のシチュエーションとか、全然頭に思い浮かべられないんですよ!
今回も結局、お屋敷全体がどうなってたか分かってませんしね…(^_^;)
 
そんな私は「論外!」と言わんばかりに弾き飛ばされた感じです…。
この作品は、道徳的なことをぶっ飛ばした動機とか、真相とか、
もう「トリック」のために作られた作品なんですよね?!
そう考えると、二章の二重トリックと言いますか、引っかけトリックといいますか、
そういうあたりが(理解できなかったけど)、すごいな、と。そこまでやっちゃうか、と思えます。
 
結局私が一番納得できた真相が、みかげの衣装だったというあたりで、
私の「本格ミステリ」の読解力のなさを露呈してしまうわけですね、へへ(^^ゞ
 
人物名もなかなか覚えられなくて大変だったなー。
終始、家系図のページにしおり挟んで、度々見直してました(^_^;)
 
「ちょっと出直してきます」って感じの読後感でした(涙)
全く本のレビューになってませんね、すみません~~~(>_<)