駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

星組 『ロマンチカ宝塚’04 ─ドルチェ・ヴィータ!─』 湖月わたる

BSヅカ視聴日記。
 
ワタさん(湖月わたる)のショー作品。
でも、荻田先生のショー作品というイメージの方が強いですね。
ワタさんはメインと言うより、作品の一部になってる感じです。
 
素敵なショーでした~。荻田先生のショー作品はやっぱりいいなぁ。
プロローグから、一気に引きこまれてしまいました。幕開にある、ヴェニスを思わせるセットが素敵です。
 
表裏一体の光と闇の場面を交互で繋いでいきます。
荻田ワールドに迷い込んだかのようなワタさん。
光のイメージのワタさんの中に、ドルチェ・ヴィータと悪魔の誘惑によって、少しずつ闇が溶け込んでいく。
やがて光と闇を併せ持っていって、いつしかこの妖しい世界の住人となっていくんですね~。
(というように私には見えました(^_^;))
不思議な世界に引き込まれつつ、所々、素に戻った表情をするんですよね。
その困惑ぶりがワタさんに良く似合ってたなぁ。
もとが健康的なイメージなので、引きずり込まれる様がなんかいいです(笑)

ダイナミックなキレのあるダンスのワタさんは、ソロで豪快に踊ってるとこが最高にカッコよかったです(>_<)
そしてこのショーでワタさんは、男役、娘役、いろんな人と絡んで踊るんですよね。
それもそれぞれに違った魅力があって、よかったです~。
特に好きだったのは、ウメちゃん(陽月華)と踊るところと、
フィナーレでトウコちゃん(安蘭けい)と二人で踊るところかな。
 
檀ちゃん(檀れい)は本当に雰囲気がいい。
ビジュアルがきれいなのももちろんだけど、醸し出す雰囲気がたまらない。
顔の角度とかいいんですよね~。まさに役名どおり、ドルチェ・ヴィータ(甘い誘惑)。
今回みたいに、歌わずとも踊らずとも、いるだけで役をこなすってのは、一見難しい役と思いますが、
檀ちゃんにはぴったりでした!(褒めてますよ~)
 
トウコちゃんの使い方が非常にツボです!!荻田先生、趣味合いますね~って感じ。
誘惑する妖しい悪魔役がほんとよく似合ってるんですよね。目線とかメイクとかぞくぞくっときていいです。
なのに、「船」の場面では、かわいい水兵さんの恰好で、ワタさんの背中に飛び乗ってくるんです。
もうやられちゃいましたよ~。急に小悪魔ちゃんですもの。それがまた良く似合ってました~(>_<)
 
ウメちゃん、男前なダンスで凛々しいイメージがあったのですが、今回は可憐な少女を演じてます。
それがかわいくて、かわいくて。ダンスも素敵だし、表情もいいです。
 
まとぶん(真飛聖)も面白い役ですね。男らしく海の男になったり、中性的な役どころだったり。
妖しく迫る姿がなかなか素敵でした(^^)
 
ケロさん(汐美真帆)の退団演出も素敵でしたね。ただちょっとのどの調子が悪かった??
歌がちょっと残念でした…。
トウコちゃんとの絡みはちょっと切なかったです。
 
妖しさ全開の「サテリコン」の場面が大好きでした。
音楽も素敵だし(恒様かな?)、短髪セクシー檀ちゃんに、歌い上げるトウコちゃん。
翻弄されるワタさん。そのダンスがまた素敵なんですよ!
「青の洞窟」も素敵でした。ウメちゃんのダンス、大好き。
 
あっという間に過ぎていくめくるめく世界。
荻田先生は、人をたくさん使って、全体で作る雰囲気作りが上手いですよね。
これは生舞台で体感してみたかったな。
見どころあちこちたくさんあって、一度では見きれないほどですが、散漫にはなってません。
中毒性の高そうなショーですね。
ワタさんのダンス、檀ちゃんの美貌、そしてトウコちゃんの美声を堪能したショーでした。満足~!