駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

『謎解きはディナーのあとで2』 東川篤哉

読みました!
前作は、麗子がお嬢様っぽくないとこが気になったり、
影山が推理したところで話が終わるのが物足りなく思えたり、あれこれ違和感を感じてしまったのですが、
今回は続編でこちらも慣れたのでしょうね、素直に楽しんで読むことができました。
前回はイメージと違って違和感があったお嬢様刑事・麗子も、今回はかわいいなーと微笑ましく読みました。
 
で、今回なんだか風祭警部にちょっと興味を引かれてしまったんですが…(笑)
前回は、騒々しくしてた割にはそれほど印象に残らなくて、
私の中では、影山の陰になってしまってたんですけどねぇ。
(ちなみに桔平ちゃんが好演したというドラマ版は見てません)
東川さん、やはり影山タイプより、古き王道を行くベッタベタな風祭タイプの方が動かしやすい…?(笑)
風祭警部、前回に比べると、影山よりいきいきと動いていた印象があります~。
 
で…逆になんか今回影山、影薄くなってませんか??出番も台詞もそれなりにあったはずなんだけどなぁ。
風祭警部が前回より活躍してたから見せ場が減っちゃったのか、インパクトが薄れたのか…。
毒舌ぶりは相変わらずだし、推理も見事にやってくれちゃってたんですけど、
前回ほどキャラにハマり込めず残念でした…(T_T)なんでだろ?
前より人間味が出てきてしまったせいかな。
麗子との掛け合いはよりしっくり感じられたので、
この先もっと続いていくなら、こういう変化もありかなー?(麗子との関係の変化が楽しめそうなので)
 
お話が今回も6編収録されています。
一番好きだったのは、一話目の「アリバイをご所望でございますか」です。
推理でひっくり返されたのに驚いて、さらにオチまでちゃんとついていて、面白かったです(^^)
あとは最後の6話目のラストの展開にちょっと驚きましたね。
え?これからどう進むの??と続きが気になりました。
 
星は三つ。この先まだ続くんですよねぇ?