駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

『銀河英雄伝説 3 雌伏篇』読みました!

 

(ネタばれでの感想です。未読の方はご注意ください)
 

着々と読み進めています。
 
なんかね、二巻で亡くなられた彼の名が、生存時と変わらないか、
それ以上の頻度で出てきてる気がするんですけど…(^^ゞ
登場時から、隙のない描写でしたけど、
亡くなった後は生前以上に壮大な賛美になっていてびびりましたよ。
ラインハルト以上に、田中先生が未練がましく思ってるんじゃないですか?とお聞きしたくなるほど…(笑)
いや、もう彼の名が出てくるたびに胸の痛い思いをしてるのですけどね、ファンの私としては…。
「惜しい人を亡くした」という気持ちはもう涙腺いっぱいに感じてるので、
それ以上追い打ちかけないで~と思っちゃいます(^_^;)
 
今作は、ラインハルトやヤンの見せ場を抑え目にして、脇役たちが重点的に描かれています。
冒頭はユリアン。彼も相当に優秀ですよね。
このまま成長していけば、ラインハルトにとってのキルヒアイスのように、
ヤンにとってなくてはならない人になっていくのでしょうね。
ヤンの捻くれぶりを間近に見てるからこそ、それを反面教師にして、真っすぐに育ちそうです(^^)
ヤンと周りの上手な懸け橋役になっていってくれるのかな?
 
それから帝国軍では、ミッターマイヤーとロイエンタール
今までセット扱いでイマイチ区別がついていなかった私ですが、この巻でようやく違いが分かってきました。
わかりあってるコンビって私のときめく要素なので(笑)、
このまま二人は行動を共にしていってほしいなーなんて。
 
区別がつかないと言えば、ヒルダとフレデリカの区別もいまいちついていない私です…。
まあ帝国軍と同盟軍という別々の立場なので、こんがらがることはないんですけど、
「デキる女性」ということで同じようなイメージの女性を想像してしまいます…(^_^;)
読み進めていったら違いがわかってくるかなぁ?
 
それにしても、両軍の上層部は無能だらけで…(^_^;)
ヤンの査問の件なんかはほんとイライラしてしまいましたよ。
でも現実を見ても、人間的に問題ありそうな人が偉い立場にいたりして、
立場と能力は必ずしも比例するのではないんだよな、と思い知らされます。
もしくは役職が肩書にしかなってなくて、能力と役割がきちんとマッチしていなかったり、
昔はデキた人でも、立場が上がったために保身に走ったりして、
上がうまく機能しなくなってくるのかな。悩ましいです…。

ラインハルトの方は巧いことやって、邪魔な有力者を片づけていってますね。
だいぶ周りがすっきりしてきた感じ。
しかしまだまだ身内に敵の多いヤンは、なかなか自在に動けないですね(^_^;)
だけど帝国の方にはフェザーンが何やら仕掛けてきそうな様子。
この第三勢力が両軍のバランスをとるんですね。面白い構図です。
さて次巻は策謀篇。今度はフェザーンがメインになってくるのかな??