駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

『銀河英雄伝説7 怒涛篇』読みました~。

年末最後に読んだのは、この本です。
年末は実家で過ごしたので、実家の図書館で借りて読みました(^^ゞ
いつもは二冊分収録した愛蔵版の分厚いハードカバーで読んでるのですが、
実家の方で借りた文庫版の方が読みやすいですね。解説もついてるし。
ちなみに年末にアップした『何者』の記事も、実家の方で借りた本です。
私が普段利用してる図書館には、まだ入ってもないですもん…。
(息子も早速、宮部さんの『ここはボツコニアン2』を借りてました)
実家の図書館の方が充実してて、行くたびに羨ましく思います…(-_-)

さて、話を戻して銀英伝です。
色々ネタばれしてるので、未読の方はご注意くださいね。

<内容紹介>(「BOOK」データベースより)
退役生活に別れを告げ、“不正規隊”を連れエル・ファシルの独立革命政府と合流したヤンは、二度目のイゼルローン攻略を目論む。一方、自由惑星同盟を完全に粉砕するべく、首都ハイネセンへ艦隊を差し向けたラインハルトに、同盟軍の宿将ビュコックが最後の抗戦を試みた。圧倒的劣勢のなか、護るべきもののために立ち上がった老将と若き皇帝の激戦は、英雄たちに何をもたらすのか。


ミッターマイヤー、私の中で赤丸花丸急上昇。
抗禁されたロイエンタールの毅然としたさまも素敵だけど、
友人のために人目を憚らず本心吐きまくりのミッターマイヤーに惚れました。
人間臭さがたまりません。

それ以上に素晴らしかったのは、ビュコック元帥。
うん、そんなに素晴らしい最後を飾らないくていいから、生きててほしかったんですけどね(涙)
(パン屋の二代目も~><)
それに対するラインハルトもかっこよかったです。

で、気になるのは、ヤンがなんかフラグ立ちまくりじゃないですか?
えっと、ラインハルトと二人、主役だと思ってるんですけど違うんですか?
なんか最終巻まで持つのかな、この人と思えて心配です…(^_^;)

とかく物事を正しく理解できている人から、身を挺していくものなんですよね…。
事態を把握してるからこそ、危機には一番に前線に駆けつけていくんですよ。
何も知らない人、保身に走る人はのほほんと過ごしてたりするのに。
歴史物なんか読んでると、国のことを一生懸命考えてる人ほど、
犠牲になったり、矢面に立たされたりして、やり切れなくなります…。
筋を通すというのは、リスクとも背中合わせなんですものねぇ。
歴史ものを読んで、惜しい人をなくすたびにそう思ってしまいます…。

あと執拗に語られる、民主主義と専制政治
カリスマを待つ、形ばかりの民主主義って、今の日本も同じですよねー(^_^;)
日本人が信長好きなのってそういうところから来てたりするのかしら?
今回の選挙の迷走ぶりにも、そんな感じが現れてるような…。

さてさて、残るも三冊ですか。
しかし博多座観劇までに全部読みたかったのだけど、ちょっと厳しくなってきたなぁ…(^_^;)
ま、舞台は二巻までみたいだし、いっか。
じっくり楽しみたいと思います。