駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

花組 『うたかたの恋』 春野寿美礼

久しぶりのヅカ記事だー。録画がすっかりたまっちゃってるよ><

さて、今回はオサさん(春野寿美礼)主演、全国ツアー作品。

宝塚ファンには有名作品「うたかたの恋」。
実はずっと見たことがなくて、半年前くらいにようやく和央ようかさん主演の宙組版を見たんですが、
「え?これそんなにいい作品?」って思っちゃったんです…。(それで感想も書きそびれて…(^_^;))
これはあれかな…「エリザベート」を見ちゃってるから、そっちに引きずられちゃったのかな??
なんだかルドルフたちにあまり感情移入できなかったんですよねー(-_-)
しかし今回見てみたら、すっごくよかったんですよー!
なんででしょうね、前回のキャストが悪かったわけでもないでしょうし、
今回はあらすじが頭に入ってたから、前回より素直に見れたんでしょうか?

オサさんルドルフ。
ルドルフ役にハマってるのかどうかはわからなかったけど(愛に生きるイメージがないんだもん)、
この芝居には引き込まれました。説得力のあるお芝居と言いましょうか。
現状に不満を抱きつつ、ままならない立場をもどかしく思っているルドルフ。
そこから抜け出すきっかけをマリーに求めます。
今までとは違う、全てを投げ打てるほどの、本気の恋愛をできる相手になると期待して。
部屋での最初の逢瀬の場面で、幸せそうなマリーを抱きしめながら、
ルドルフがマリーの背中越しに絶望の顔を見せるのが印象的でした。
望み通りに事が進んだはずのに、激しい後悔に苛まれているような。
そのあとも、この破滅への道を進んでいいのかどうか葛藤を抱えてる様子が切ないですね。

桜乃彩音ちゃんのマリー。
歌はあまりうまくないし、セリフも不慣れな感じなとこがあったし、
体がごつくてオサさんとバランス悪いなとか思ったけど、(背中に回す指とかちょっとびっくりだった)
でもでもそんな小さな不満が全然気にならないくらいよかったんですよー、すごく!!
芝居心があるというんでしょうかね、ちゃんとマリーになってて、お芝居にぐいぐい引き込まれました。

二人が純粋な愛情で結ばれたという感じはなかったけど(多分オサさんのせい・笑)、
でも互いになくてはならない相手になっていって、
特にルドルフが自分の欠けた部分を補うためにマリーを求めていて、
マリーはそれをわかって彼に添い遂げていったって感じでした。
マリーの変化が見える部分が特に好きでした。(ドレスの変化もなんかリンクしてますよね)
最初は夢見る少女で子ども子どもしてるのに、やがて愛を知って、ふとした瞬間に大人な表情を見せる。
だけど最後は全部わかった上で、また彼が求める純粋な少女を演じて幸せなまま死んでいく…。
ルドルフは彼女の愛情という懐の中で死んでいくんですよー><

・・・なんか勘違いした見方をしてるかもしれませんが(^_^;)、感動したのでそれでよし(笑)

すみません、二人ばかりを見てましたので、感想は短いですがこれくらいで…(^^ゞ