駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

#読書

『ラスト・ワルツ』 柳広司

久しぶりの柳さん。って、このシリーズしか読んでないんですけど…(^_^;) 「ジョーカーゲーム」シリーズ、第四弾。面白く読みました(^^) <内容紹介> 疾走する特急車内、仮面舞踏会、ドイツの映画撮影所――。 加速する頭脳戦、ついに最高潮へ! 日本最高峰のス…

「カーリル」が便利!

読書をされる方で「読書メーター」をご利用の方は多いと思います。 私も愛用していて、読みたい本や読んだ本を「読書メーター」で管理してます。 で最近ですね、図書館検索サイト「カーリル」というのを知ったんです。 以来、こちらのサイトも合わせて使うよ…

『男役』 中山可穂

初読みの作家さん。なぜ選んだかと言えば、当然宝塚絡みです。 宝塚ファンとして、とても面白く読みました(^^)/ <内容紹介>(「BOOK」データベースより) トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈…

『ナイルパーチの女子会』 柚木麻子

ずいぶん前に読んだまま、感想を書かずにいたので、今さら何を書こうって感じです…(^_^;) 読み終えてすぐに記事を書かなきゃだめですねー…ってわかってるのに、できない私…>< まあ、そんな感じですのであやふやな記事になりますが、ご了承ください~。 柚…

『日本史にみる女の愛と生き方』 永井路子

ちょっとかたっくるしいタイトルですが、そんなお堅い本ではありません。 いつもの(!?)永井節が炸裂する、小気味よいエッセイ本。 挙げられている女性が30人以上で、一人について5ページ前後の読みやすいエッセイ本になっています。 <目次> 日本の…

『円卓』 西加奈子

「サラバ!」がとてもよかったので、少し苦手意識があった西さんの作品をもう少し読んでみることにしました。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 世間の“当然”に立ち止まり、悩み考え成長する物語。うるさいぼけ。なにがおもろいねん。平凡やしあわ…

『さよなら、ニルヴァーナ』 窪美澄

不謹慎になるかもしれませんが、面白く読みました。 最近『絶歌』で話題になった神戸連続児童殺傷事件をモチーフとした作品になっています。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 少年犯罪の加害者、被害者遺族、加害者を崇拝する少女、そしてその環の…

『火花』 又吉直樹

お笑い芸人としての又吉さんに好印象を持っていたので、楽しみにしていた本。 面白く読みました(^^)/ 又吉さんの文章が結構好みで驚きました。 ちょっとこねくり回した感じ、好きでしたねー。 そして芸人さんの本と言えば、エンタメ要素が強いというイメージ…

『花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理』 森晶麿

文庫化にあたり、『名無しの蝶は、まだ酔わない 戸山大学<スイ研>の謎と酔理』を改題。 図書館で単行本の入荷を待っていたら、文庫で入ってきました。 なんにせよ、読みたかったので、入れてもらえてよかった! 森見登美彦作品を彷彿とさせる、どっぷりモ…

『火星に住むつもりかい?』 伊坂幸太郎

コミカルさや軽妙さの中に不穏さがいつもありますよね、伊坂作品。 今回の話はその不穏さが前面に出てきたお話。 「魔王」とか「モダンタイムス」「ゴールデンスランバー」みたいな、 有無を言わさぬ強権力が発動されてる世界ですよね。 読みながら、現実と…

『若冲』 澤田瞳子

若冲の絵が好きなので、この本をセレクト。 初読みの作家さんですが、読書メーター見たら、私、澤田さんの「泣くな道真」を読みたい本に入れてました。 澤田さんってもともと古代史を中心に書かれる方なんですね。 今回、美しい文章に惹かれましたので、ぜひ…

『給食のおにいさん 卒業』 遠藤彩見

シリーズ三作目にして完結編。 二作目にちょっと中だるみ感はあったんですが、やはり安定した作品でした。面白かったです。 最後はちょっと感動しちゃいましたよ…(涙) <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 「自分の店をもつ!」という夢に向かって再…

『四季彩のサロメまたは背徳の省察』 森晶麿

すみません、あまり作品の内容の感想じゃありません(^_^;) 今回は、黒猫シリーズのファンの方、この作品を読まれた方向けの記事となっております~。 そして、この作品を気に入った方は、この記事を読まれませんよう…。 <内容紹介>(「BOOK」データベース…

『武道館』 朝井リョウ

朝井さんがアイドルを描きます。相変わらず女子視点に違和感がないぜ…。恐るべし、朝井さん。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 本当に、私たちが幸せになることを望んでる?恋愛禁止、スルースキル、炎上、特典商法、握手会、卒業…発生し、あっとい…

『死神の浮力』 伊坂幸太郎

そう言えば、とこれを読みながら思い出しました。 伊坂さんの続編って、あまり続編っぽくなかったんだった。 「魔王」→「モダンタイムス」も、「グラスホッパー」→「マリアビートル」も前作と全く雰囲気を変えて、 違うベクトルで楽しませてくれる作品でした…

『マル合の下僕』 高殿円

現在ずーっとかかりきりの長編ファンタジー(高田大介「図書館の魔女」)がまだ読み終わらないのですが、 その合間合間に予約本を読んでおります…。幸い、読みやすい本ばかりでよかった(^_^;) 高殿さんのお仕事モノはやはり手堅いわ! 今回も楽しませてもら…

『桜の下で待っている』 彩瀬まる

ただ今、超長編ファンタジーをずっと読んでる最中で、そんな中、慌ただしく読んだのがこの本。 この読みやすさに流されて、雑な読書になってしまったかも…(^_^;) 感想がざっくりになりますが、勘弁ください…>< <内容紹介> 面倒だけれど愛おしい――「ふる…

『銀翼のイカロス』 池井戸潤

面白かったー!やっぱ池井戸さんはいいわー。 王道だし、最後はやってくれるんでしょ?って先の展開がわかってるんだけど、 それでもするする引き込まれて、読んじゃうんですよねー。 池井戸さんのリーダビリティはさすがです。 予約に乗り遅れて、こんなに…

『女王はかえらない』 降田天

後味悪っ!! これはなー、あんま好みじゃないです。 「暗黒女子」や「放課後に死者は返る」に似た感じの表紙なので、 秋吉作品みたいな感じかなーと思って借りてみました。 確かに小学生女子のスクールカーストから話は始まって、似た雰囲気の作品だなと思…

『死神の精度』 伊坂幸太郎

再読です。 というのも、「死神の浮力」のための復習として借りてきたんですよね。 うう、まだ読んでないんですよー、「死神の浮力」~>< 早めに予約入れて回ってきてたんですけど、予約本が重なった時で、読めなくて返却したら、 二回目に回ってくるのが…

『放課後に死者は戻る』 秋吉理香子

「暗黒女子」に続いての秋吉作品、今回も一気読みでした! 前回は、女子高生同士のドロドロな関係を覗くエンタメ作品でしたが、 今作は男子高生視点でスクールカーストを描く青春物語って感じでしょうか。 今作もとても読みやすい作品になっていて、これは中…

『水やりはいつも深夜だけど』 窪美澄

ああ、育児中の私には身近すぎる短編集だ、これは。 でも、数々の言葉が胸に突き刺さりながらも、全ての話をとても面白く読みました。 決して作中の彼らと、同じ立場でも同じ状況でもないのに、このあるある感はなんだろう。 どこの家庭でも見られるであろう…

『満願』 米澤穂信

米澤さんを読むのは「折れた竜骨」に続いて二作目です。 評判よさそうなので、読んでみようかな、と予約入れてから…結構待ったなぁ(^_^;) ようやく読むことができました。評判通り、しっかりした出来の短編集でした~。 全作それぞれカラーが違って、でも雰…

『平家物語の女性たち』 永井路子

永井さんの平家もの…(^^ゞ このマニアックな記事を読まれる方が、どれくらいいらっしゃるのかわからないけど、 もはや自己満足のためだけに書き残します(笑) 「平家物語」とは、「物語」とつくだけあって史実を並べたものではありません。 架空と言われる…

『3時のアッコちゃん』 柚木麻子

お久しぶりのアッコさん。「ランチのアッコちゃん」の続編です。 だけど今回もアッコさんがメインを張るのは4編中、2編だけなのね(^^ゞ 全作、アッコさんで読みたいんだけどなぁ。 前回は、アッコさんじゃない残り二編も面白く読んだんですが、今回のはい…

『絶叫』 葉真中顕

一気読みでした。先日、一日で読んだ500P超の本というのがこの本です。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 鈴木陽子というひとりの女の壮絶な物語。涙、感動、驚き、どんな言葉も足りない。貧困、ジエンダー、無縁社会、ブラック企業…、見えざる…

『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎

こりゃあ、素敵だ。まさか伊坂さんの恋愛小説が読めるとは。 真正面からがっつり恋愛ものというんじゃなくて、ほのかに匂わせる感じなんですが、 その伊坂テイストがたまらない>< <内容紹介> ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。 奥さんに愛想を…

『キャプテンサンダーボルト』 阿部和重・伊坂幸太郎

これは面白い。 これぞ、間違いなしの面白さ。 純度100%のエンタメ作品といいましょうか(笑) 伊坂さんに阿部さんが加わるとこんな感じになるのかー。 とにかくノンストップで読みました。 阿部さんは全くの未読ですので、どんな風に合作になってるのか…

『かぜまち美術館の謎便り』 森晶麿

ずいぶん記事を書くのがご無沙汰になりました。というのも、とにかく本を読む作業に追われていたので…(^_^;) 色々行事が忙しい中、図書館の予約本が立て続けに来まして、それがどれも人気作なもので、 これを逃すと次はいつになるか…という本ばかりだったの…

『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと巡るさだめ~』 三上延

シリーズ第六弾! 物語もいよいよ佳境、これまで出てきた人がどんどん繋がって…こんがらがってきちゃいましたよ~(^_^;) <内容紹介>(「BOOK」データベースより) 太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前…