駄文徒然日記

移行したばかりです。これから整理していきます。

『神子上典膳』 月村了衛

以前から興味あった月村さんの時代物を読みました。 どこでも高評価な作品なんですよねー。 しかし私は入れ込むことなく、淡々と読み終えてしまった…。 息つかせぬストーリー展開で、キャラも生き生きしてるし、時代物としての文章もそんな問題なかったし、 …

『裸足の皇女』 永井路子

さすが永井さん、と唸ってしまう作品集でした。 なんというか、話の裏に歴史のあれこれを忍ばせつつ、 これだけすらすらっと読めるように書かれている技量はさすがだと思います。 裏に秘められた事の大きさと、表の飄々ぶりのギャップにやられてしまいます。…

『望郷』 湊かなえ

島で育った人たちが主人公の物語。 だけど、島暮らししてなくても、田舎暮らしをしてなくても、 読み手が共感を覚える部分がたくさんあったと思います。 そこは湊さんの巧さですよね。 同じような経験をしてなくても、同じような人が身の回りにいなくても、…

FF7、リメイクにつき…。(駄)

実は、去年の6月にFF7のリメイクが発表されてから、私はFF7漬けなのである…(^_^;) (注:FF7(ゲーム)やったことない人には全然わからない話です。マニアックでごめんなさい(^^ゞ) FFシリーズは4~7しかやってません。 7も派生ソフトがたく…

『機龍警察 暗黒市場』 月村了衛

実は去年の年末に読んだ本。 「坊っちゃん」より前に読み終わっていたのですが、記事にしそびれていました(^_^;) さて、久しぶりにこのシリーズを読んでみて、やはり月村さんのこのシリーズは鉄板だと思いました。 「土漠の花」読んだときに、「月村さんって…

『サファイア』 湊かなえ

これは面白かったですね。 どれも最後に一捻りあって楽しめました。 (先日ドラマ化されてたようですが、このタイミングなのはたまたまです。ドラマも見てません~) 石言葉からインスピレーションを得た話なのかなぁ。読後調べてみて、なんとなくしっくりす…

『葬偽屋は弔わない:殺生歩武と5つのヴァニタス』 森晶麿

ほんと森さんの作品って黒猫以外は読みやすい。(一番好きなのは黒猫シリーズですが) 今作もテンポよく読める作品でした。 <内容紹介>(出版社HPより) 自分が死んだら周りの人たちはどんな反応するんだろう。その願い<葬偽屋>が叶えます。アガサ・クリス…

『真田丸』見ました~。

面白かった~! 大河っぽくないとか、キャストちょっとイメージ違うとか、まあチマチマツッコミどころはありますが、 「これでまた一年大河を楽しめる―!!」と素直に喜びました。 前作「花燃ゆ」は、好きな時代で楽しみな役者さんも多かったのに、2話で挫…

ドラマ『坊っちゃん』見ました(^^)/

『坊っちゃん』のドラマよかったですね。 原作の改変もあちこちあったけど、ドラマっぽくきれいにまとめててよかったんじゃないかと思います。 特にあの額縁の絵の演出が好きでしたね。 赤シャツは常に額縁をきちんとまっすぐにしていました。 絵の中の木が…

夏目漱石の『坊っちゃん』を読みました。

それも児童書で(笑) 挿絵付きふりがな付きの偕成社文庫で読みました。 子供向けの語彙説明はとても役立ちました(笑) 夏目漱石、「こころ」は大好きなんですけど、それ以外がなかなか合わなくて、 なかなか自分の期待するような漱石読者になりきれません…

2015年に読んだ本を振り返る。

明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/ 一言メッセージで100冊いかなかったとか何とか書いていますが、 数えてみたら想像以上に少なくてびっくりでした。100冊どころじゃねーよ、って話…。 え、え~っと…マンガいれた…

大みそかですね。

実家に里帰り中で、のんびり過ごしております…。 のんびり過ごしているんですが、読書は進まず、今年も目標の100冊は無理でした>< またベスト記事は年明けに書きたいな、と思っております。 先日、二宮くん主演の「赤めだか」を見ました。 役者二宮君が好…

『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎

伊坂作品、途中から入った私は、新作ばかり追いかけていて、初期の作品に未読が多いんですよね。 で今回、新作が出たことを機にこのシリーズにようやく着手(^^ゞ 犯罪者が主役なのは相変わらずの伊坂デフォ。 そんなところも、テンポいい会話も、ゆるいキャ…

NHKの『趣味どきっ!恋する百人一首』が楽しい(笑)

もともとNHK大好きで、結構あれこれ見てます。歴史ものとかマニアックなのとかやってくれますもんね。 で、今回のEテレの番組なんですが、これがまた従来の教育番組らしからぬところが、 最近の攻めのNHK番組っぽくて素敵だなぁと楽しんでいます。 国…

『象られた力』 飛浩隆

ああ、またSF作家さんにガツンとやられてしまった。 こんな作家さんに出会うと、私本当はSF好きなんだろうか、と勘違いしてしまいます。 (文系なので基本SFは苦手なんです…) 設定からすごいし、展開がすごいし、SF的展開に不慣れな私は最後見失い…

コロコロチキチキペッパーズのネタにご本人が!(駄文)

おお、コロチキの卓球ネタに元SURFACEの椎名くん登場!! テレビ(「ネプ&ローラの爆笑まとめ!2015」)見てたらいきなり出てきたんで、びっくりしちゃいました!! 「キンブオブコント」の時、コロチキのネタで「さぁ」が流れてすっごいウケたんですよ…

『聖母』 秋吉理香子

感想難しいな…。 まごうことなき、「どんでん返し」のミステリですよ。 過去二作読んできて(デビュー作のみ未読)、文章も構成もこなれてきたので、評価したい半面、 成立するか否かの反則気味などんでん返し、子どもに対する猟奇的殺人という要素…など、 …

『笑うハーレキン』 道尾秀介

久しぶりの道尾作品。 ミステリ作家さんと思っていたのですが、もう、そう呼んじゃいけないのかな? 丁寧な人間描写に引き込まれました。 エンタメ作品としても面白かったですー。がっつりハマって読んじゃいました。 <内容紹介>(「BOOK」データベースよ…

『山女日記』 湊かなえ

前回「豆の上に眠る」に続き、再びの湊さん。 読みやすかったし、面白かったです。 うーん、さすが巧い!短編7本、どの話もよかった!! 私はハイキング程度の山登りはしますが、登山というと未経験になります。 なんとなくイメージとして、長距離走に通じ…

『空棺の烏』 阿部智里

ぐあー、読み終わってしまった><続きはあと一年後だなんて、そんな殺生な! と、読み終えて叫んでしまったくらい楽しみにしているシリーズです。 好きすぎて、毎回前作を復習してから読んでます(^^) 「八咫烏シリーズ」という名前もついたようですね。すっ…

『花酔いロジック 坂月蝶子の恋と推察』 森晶麿

今作も面白く読みました。 私の中で「森作品はキャラ読み」という傾向があるのですが、このシリーズはまさにそっち系。 ミステリはそっちのけで、二人の恋の行く先を追っかけてました(笑) だって森作品のミステリは、設定や展開が独特ですからねぇ。 謎に…

『武士道ジェネレーション』 誉田哲也

いやー、完結したと思っていたので、思いもよらぬ再会に喜びました。 このシリーズをほんとワクワクしながら読んで、その二人が年を経ても変わらず元気でいてくれて、 なんか感慨深かったです。 <内容紹介>(「BOOK」データベースより) あれから六年、大…

久しぶりのテレビネタ。

ネタがない時のテレビネタ(^^ゞ 最近は昔に比べてあまり本数を見なくなりました。見る時間が減っちゃったからかな? 前シーズン、最後まで見たのは「デスノート」「表参道高校合唱部!」「民王」の三本でした。 どれも最終回まで見て、大満足でした(^^)/ 「…

『君の膵臓をたべたい』 住野よる

強烈なタイトルに興味を惹かれて借りてみたこの本。 こんなタイトルなのに、感動ストーリーってどんなの!? って読んでみますと、ヒロインが不治の病であるという、非常に王道で真っ当な青春ものでした。 でもよかったんですよー、王道ではあるけれど、予想…

『豆の上で眠る』 湊かなえ

うう、また読み終えてからしばらく放置してしまった…。 感想が記憶の遥か彼方だ~><(懲りないなぁ(-_-)) 本当に久しぶりの湊さん。 「告白」を読んであまりの衝撃に、そのあとの本が霞んでしまったという…(^_^;) 以来、しばらく読んでませんでしたが、友…

『ラスト・ワルツ』 柳広司

久しぶりの柳さん。って、このシリーズしか読んでないんですけど…(^_^;) 「ジョーカーゲーム」シリーズ、第四弾。面白く読みました(^^) <内容紹介> 疾走する特急車内、仮面舞踏会、ドイツの映画撮影所――。 加速する頭脳戦、ついに最高潮へ! 日本最高峰のス…

「カーリル」が便利!

読書をされる方で「読書メーター」をご利用の方は多いと思います。 私も愛用していて、読みたい本や読んだ本を「読書メーター」で管理してます。 で最近ですね、図書館検索サイト「カーリル」というのを知ったんです。 以来、こちらのサイトも合わせて使うよ…

『男役』 中山可穂

初読みの作家さん。なぜ選んだかと言えば、当然宝塚絡みです。 宝塚ファンとして、とても面白く読みました(^^)/ <内容紹介>(「BOOK」データベースより) トップになって二日目に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、大劇場の奈…

『ナイルパーチの女子会』 柚木麻子

ずいぶん前に読んだまま、感想を書かずにいたので、今さら何を書こうって感じです…(^_^;) 読み終えてすぐに記事を書かなきゃだめですねー…ってわかってるのに、できない私…>< まあ、そんな感じですのであやふやな記事になりますが、ご了承ください~。 柚…

『日本史にみる女の愛と生き方』 永井路子

ちょっとかたっくるしいタイトルですが、そんなお堅い本ではありません。 いつもの(!?)永井節が炸裂する、小気味よいエッセイ本。 挙げられている女性が30人以上で、一人について5ページ前後の読みやすいエッセイ本になっています。 <目次> 日本の…